10月31日 ◆北海道産700円下げ、入札指標1万6千円割れ[4回入札結果]
10月27日 ◆新米検査、前年比6%増もペース鈍る(20日現在)
10月26日 ◆ほしたろう、ミレニシキなど新品種登録(農水省)
10月24日 ◆9月売却、前年比6万トン減の30万2千トン(主食)
10月20日 ◆米売上、前期比18.3%増(日本マタイ中間決算)
10月17日 ◆計画米24万トン増、計画外3万トン増(新米検査)
10月13日 ◆加工米飯の生産好調、無菌包装は前年比53%増
10月12日 ◆自主米販売計画18万9,500トン(岩手経済連)
10月11日 ◆12年自主米仕分け、ミルキーQは19県で設定
10月10日 ◆計画外検査10万6千トン、新潟コシ1万トン超
10月 6日 ◆新米検査200万トン突破、1等比率82%に上昇
10月 3日 ◆道産米、後場も指し値変えず99%が不落(入札)
10月 2日 ◆3年後に35万トン、来年5月に株式公開(木徳神糧梶j
◆北海道産700円下げ、入札指標1万6千円割れ [4回入札結果]
10月27日に実施された第4回自主米入札(73銘柄)は、上場数量12万7,719トンに対して、落札は9万9,045トン(落札率78%)となった。申込倍率は1.4倍(前場1.5倍)で前回並み。
後場で北海道産が指し値を引き下げ3銘柄計1万3,504トン販売(落札率69%)したことで、全銘柄の総加重平均価格は前回比▲212円の1万5,858円と初の1万6千円割れに突入した。
連続する不落札に産地現場から不満の声が出たとも伝えられ、ようやく指し値変更に踏み切った格好か。事前情報も買い手には伝わっていなかった模様。「無理して高いものは買えないため、不落覚悟で応札していた。ようやく予想通りの下げ水準になった。年内は横ばいか」(卸)との見方。
一方、鳥取・山口産の4銘柄が指し値維持で全量不落になっており、系統組織の指導力のなさを指摘する声が出るなど内部の不協和音も聞かれている。
主な変動銘柄は、きらら▲724円、ほしのゆめ▲720円、福島ひとめ▲310円、福島浜通りコシ▲201円、宮崎ヒノ▲200円、庄内ひとめ▲171円、福岡ヒノ▲100円。山口ヒノ+298円、庄内ササ+290円、石川コシ+209円、青森ゆめあかり+102円。
◆今年はエサ米処理に80億円(全農)
12年産米のエサ米処理は15万トンだが、この処理に系統側が支出する額は試算値で約80億円。先週行われたブロック会議で示されたもので、17万トン(90億円)処理した11年産と比べると10億円縮小した格好。
稲経加入者から10a当たり1,500円徴収した財源から支出することになるが、「トータルで120億円程度集まったとして残りは40億円ほどしか残らない。個別産地からみればそれ以外の支出が多額で非常に厳しい」(某経済連)のが現実。
11年産から前倒して使ってしまった分の穴埋め、政府米との交換や13RYで販売する計20万トンの販売残の差損、そしていまから考えておく必要がある24万トン玉揃調整分の差損、さらに12年産自主米の販売に掛かる(?)財源確保など。
「加工用を自主米に格上げして売る分で少しは稼げるが、支出との比較では雀の涙程度。いまの段階でどのくらい必要かは弾き出せないが、13年産から集める金のまたまた前倒しかないのか」(同)と頭の痛い話ばかりと嘆く。いろいろな意味で「来年は全農に統合してしまうから…」という産地が増える?
◆新米検査、前年比6%増もペース鈍る(20日現在)
食糧庁がまとめた10月20日現在における12年産検査実績は、364万8千トン、前年比106%(21万3千トン増)。10日から20日までに66万5千トンが積み上がっているが、前年同期に比べ8万6千トン少なくなっている。
出回り時期が早まったことから、徐々に差が詰まっているものと見られる。制度別では、計画米は18万トン、計画外米は4万トンそれぞれ前年より多い。昨年は生産量918万トンに対して計画米集荷472万トン、20日現在の検査進捗は36%だった。本年産の計画米集荷見込みは、豊作(昨年不作だった九州産の増加分)を考慮しても490万トン前後が精一杯か。
種類別の検査内訳は、水稲うるち349万5千トン(前年比107%)、醸造用5万1千トン(97%)、水稲もち10万トン(86%)、陸もち2千トン(113%)。
うるち米の等級比率は、1等81.0%、2等17.0%、3等1.6%、等外0.1%、規格外0.2%。2等以下の主な理由は、カメムシ類の被害による着色粒混入(23%)、高温による心白・腹白粒混入(23%)、胴割粒混入(16%)など。部分カメムシは北海道・東北・東海・九州南部、心白・乳白は関東・九州、胴割れは北陸・甲信で目立つ傾向。
◆ほしたろう、ミレニシキなど新品種登録(農水省)
農水省は10月25日、12年度農水省育成農作物新品種の命名登録(第2回)を公表した。稲部門は、ミレニアムをかざる品種になることを願い名付けられた低コスト・省力栽培向け品種「ミレニシキ」や、きららをしのぎ、ほしのゆめ並みの食味とされる「ほしたろう」など6品種が命名登録された。
▽ミレニシキ(関東188号)=農研センター育成。ヒノヒカリ×稲系517(アケノホシ×月の光)。中生の早。移植、直まき栽培とも収量性が高く、倒伏性に強く、いもち病抵抗性も持つ。食味もまずまず。
▽おくのむらさき(奥羽368号)=東北農試育成。東北糯149号×ふくひびき。紫黒米のうるち種。早生の晩。朝紫に比べて倒伏に強く、収量性も高い。適地は東北中南部の平坦地。
▽ほしたろう(上育427号)=北海道上川農試。ほしのゆめ×あきほ。中生の早。両親より成熟期が早く、収量が多い。普及見込み1万3,000ha。
▽チヨノモチ(ふ系糯178号)=青森県農試藤坂支場。中生の中。耐冷性があり、倒伏にも強い。加工適正に優れる。普及見込みは福島県で300ha。
▽峰ひびき(中部94号)=愛知県農総試山間農研。サチイズミ×ミネアサヒ。早生の早。耐冷性、いもち病抵抗性が強い。普及込みは愛知県で400ha。
▽はなかぐら(南海145号)=宮崎県総農試。南海113号×山田錦。中生の晩。山田錦と同程度の酒造適性をもち酒米。倒伏に強く、多収。普及込みは宮崎県で20ha。
◆長崎屋、北海道きららの産地指定を実現
長崎屋(東京・中央)は新潟コシ、秋田こまち、茨城コシに次いで、北海道きららの産地指定を実現させ11月3日より発売する。
指定産地は北海道内旭川市6JA(JA旭川市、JA神居、JA東旭川、JA旭正、JA西神楽、JA東鷹栖)で、ホクレンを通して年間契約の形を採る。道内以外店舗へはミツハシ、大阪第一食糧ほかの経由で商品供給される。初年度販売予定は10キロ×1万5,000袋、店頭販売価格は2,980円〜3,280円が予定される。
11月3日から12月10日までは店頭での試食販売、北海道の特産物が当たる懸賞キャンペーンが打たれる。「優れた食味、年間安定供給、安定した価格水準の3点を重視してホクレンの紹介で産地指定した。店頭では特に食味の良さをアピールしながら育てていく」(担当バイヤー)とする。
また18日オープンの蓮田店(埼玉県・蓮田市)のコメ販売は連日150万円以上の売上を維持しており、「リピート客をしっかり確保したい」(同)と意欲を見せる。
◆9月売却、前年比6万トン減の30万2千トン(主食)
食糧庁は10月23日、9月分の国内産主食用米穀(うるち米)の売却・販売数量(速報値)を、自主流通米29万トン、政府米1万2千トンの計30万2千トンとまとめた。
状況は異なるが前年同月実績と比較すると、自主米は4万2千トン減、同様に政府米も1万8千トンの減少でトータルで6万トン縮小。所有権移転玉等を含めた流通在庫を消化したあと3月から7月までは前年を上回る販売と好調だったが、8月に陰りが見えて下回ったのに続き2カ月連続で前年実績を割り込んでしまった。
全農のアナウンスでは12年産新米も順調というものの、「出回りが早かったことが影響しているのかも知れない。それより安い計画外米の早めの浸透のほうが恐い。この10月も最終的には自主米が大幅にショートする可能性も在り得る」(卸関係者)という見方も出ている。
12RYも残すところ1カ月。18万トン近い所有権移転があった昨年と比較できないが、実際の販売数量と比べても政府米も合わせた計画流通米の数字が大きく落ち込んでも不思議はない情勢。
◆福岡パールライス梶A11/1から営業開始
JAふくれんはパールライス部門を10月2日に新会社として設立登記し、11月1日の営業開始を予定している。
新会社は福岡パールライス梶i福原逞社長)で、設立主旨は@入札対応による福岡県産米の販売拡大A迅速な意思決定と機動的・弾力的な事業運営B業務の合理化・効率化による経営管理の徹底C高度に専門家・スリム化した事業体制等を具備した新たな組織による事業展開を図るためとしている。
概要は▽事業内容=@米穀の加工及び売買A清涼飲料水、食料品、健康補助食品の売買B前各号に付帯する一切の業務▽事業計画(11年度実績)=売上高240億円、取扱数量8万5千トン▽資本金=4億5千万円(同連100%出資)▽所在地=福岡市中央区天神4−5−23(同連ビル内)、電話092−762−4728。
◆米売上、前期比18.3%増(日本マタイ中間決算)
日本マタイ梶i東京都台東区)は平成13年2月期の中間決算を公表した。
12年8月中間期の業績(12年3月1日〜8月31日)は、売上高325億1,700万円(対前年中間期比8.0%増)、営業利益6億3,500万円(同52.7%増)、経常利益5億1,600万円(同35.3%増)となっている。
食糧部門の売上高は167億4,200万円(同10.3%増、15億6,100万円増)で、うち米は105億8,400万円(同18.3%増、16億3,600万円増)、その他、小麦粉21億0,400万円、砂糖20億3,500万円、一般食品20億1,800万円。容器製造部門は153億7,600万円(同5.9%増、8億5,300万円増)。
米販売は、米余り減少が続き市況下落で厳しい状況で推移したものの、外食産業、大手小売店、既存得意先深耕など積極的に拡販した結果、売上高が大幅に増加したとしている。一昨年の同期実績をも上回った。
通期の見通しは売上高640億円、経常利益9億円、当期純利益3億7,000万円を見込んでいる。前期売上高は605億0,200万円、うち米は177億0,100万円。
◆木徳神糧、グループ全体で無洗米拡販
10月1日に発足した木徳神糧梶i本社・東京品川区)では、無洗米販売をを業容拡大の柱と位置づけている。1年目の販売目標を3万6,000トンとして、量販店や業務用として外食企業への営業を強化していく計画。
現在はコープ東京、ユーコープなど生協が主体となっているが、今後はイトーヨーカドーを始め量販店の取扱量を拡大させたいとする。
また木徳滋賀鰍ェ地場量販店の平和堂へ納入している他、竃リ徳備前岡山ライスセンターなどグループ全体で販路拡大が目指される。イトーヨーカドーとは拡販キャンペーンが検討されており、また外食企業へも積極的な営業活動が展開される。
同社では桶川工場など無洗米工場を国内4ヶ所、月間6,000トンの生産能力を有する。今後は「楽しきわが家」を筆頭に、品質重視のオリジナル商品育成を強化する。
◆「ふっくらおかゆ」全国発売へ(亀田製菓)
米菓業界トップメーカーの亀田製菓梶i本社・新潟県)では、高齢などで食べ物がのみこみにくくなる嚥下(えんげ)障害のある人向けのおかゆ「ふっくらおかゆ」を今年2月から一部地域でテスト販売していたが、「大変好評だった」ことから11月上旬より全国発売する。
「ふっくらおかゆ」はコシヒカリ100%使用の白がゆで、食味の点で通常のおかゆと遜色がなく、主食として毎日飽きずに食べられる。水とおかゆが分離しないので、むせやすい人に適している。
商品規格は1食200g(150円)、1ケース20食セット(3千円)。病院施設関係や在宅患者、さらにスーパー・ドラッグストア・介護ショップなどについての販売も検討を進めている。インターネットを利用した販売も11月から開始予定。商品の問い合わせは同社・お客様相談室(0120−24−8880)まで。
◆計画米24万トン増、計画外3万トン増(新米検査)
食糧庁はこのほど、10月10日現在における12年産米の検査結果を298万2千トン(前年同期比110%)とまとめた。
前年に比べて計画米(予定米・加工米含む)は283万6千トンで約24万トン増、計画外米は14万6千トン、約2万9千トン増。
生産量が前年より30万トン程度増加する見通しに加え、作柄が平年より10日前後早いため、出回り進度が早くなっていることが要因。前年同期で計画米は集荷実績(472万トン)の55%が受検したが、今年はすでに6割近くまで進捗しているものと予想される。
種類別検査は、水稲うるち286万7千トン(前年比111%)、醸造用3万7千トン(99%)、水稲もち7万7千トン(85%)、陸稲もち1千トン(96%)。水稲うるちの等級比率は、1等82.0%(前年同期66.0%)、2等16.2%(29.2%)、3等1.5%(3.4%)、等外0.1%(0.1%)、規格外0.2%(1.3%)。刈り遅れや天候の影響で産地によっては品質落ちの事例も聞かれるが、9月末現在より1等比率は0.2ポイント上昇している。
◆全国無洗米協会が発足、認証マーク決定へ
需要が伸びている無洗米を消費者により理解をしてもらい普及を図ることを目的に全国無洗米協会が10月12日、30社が参加して発足。
設立総会では役員や定款を決定。理事長に木徳神糧会長の稲垣氏、専務理事に叶lと企業研究所所長の岸氏が就任。ほか理事5名で、東洋精米機社長の雑賀氏は名誉会長に。定款では製法は問わずとした。
協会として統一ロゴマークを決め、協会が定める統一基準(規格)に合格した米にはマーク使用を認め、基準を確保するとともに、消費者へのPR活動を行なう。明確な規格設定が協会の大きな役割の一つで、今月中にも規格委員会がまとめる。任意団体での発足だが、早期のNPO化を目指す。
◆加工米飯の生産好調、無菌包装は前年比53%増
食糧庁まとめによると、11年度の加工米飯生産量は全体で26万6,612トン、前年比24.7%増と好調。
種類別では、▽冷凍米飯17万7,813トン(前年比21.7%増)▽無菌包装米飯5万3,259トン(53.1%増)▽レトルト米飯2万3,795トン(9.2%増)▽チルド米飯5,573トン(1.6%増)▽乾燥米飯4,073トン(8.8%増)▽缶詰米飯2,099トン(9.0%増)といずれも増加傾向を示し、無菌包装米飯の伸びが目立つ。
品目別では、混飯が15万トンと6割弱のシェアを占めるが、白飯が5万3千トン、前年比49%増と急伸。かゆ・雑炊も1万7千トン、36%増と順調だが、すし・おにぎりは2万トン弱で、前年割れ。
種類別の企業数は、レトルト・冷凍が各44社、缶詰19社、無菌包装16社、乾燥13社、チルド6社。
◆自主米販売計画18万9,500トン(岩手経済連)
岩手経済連は10月10日、花巻温泉・千秋閣に重点卸28社を集め「平成12年度いわて純情米産地懇談会」を開催した。
12年産自主米販売計画(第1次)は、ひとめぼれ12万5,000トン、あきたこまち5万1,000トン、かけはし9,500トン、ササニシキ3,500トン、ゆめさんさ500トン…の計18万9,500トンと前年より約10%増で、ひとめが2万トン近く増えている。
経済連では「12年産は天候にも恵まれ、9月末現在で1等米比率94.2%と大変良い品質」(県農政部)とした上で、成長分野である無洗米への原料供給推進など新たな販路拡大に強い意欲を表明した。
◆12年自主米仕分け、ミルキーQは19県で設定
食糧庁はこのほど、12年産自主流通米仕分け品種(12年10月1日現在をまとめた。水稲うるち193品種(前年産比+47)、醸造用113品種(+13)、もち45(変わらず)の351品種が設定されている。
産地品種銘柄以外の品種でも自主流通上の仕分けが必要と認められるものは、需要者団体の同意を得たうえで、県・生産者団体からの要望を受けて食糧事務所長が指定、検査時に仕分けを行うことが出来る。主に新規育成品種や奨励普及段階にある品種が対象になる。
随時設定が可能で、今年4月1日以降に設定されたのは福島はぎのかおり、富山のミルキークイーン・夢ごこち、石川のスノーパール・フクヒカリ・夢ごこち、福井のどんとこい・ひとめぼれ・フクヒカリ・ミルキークイーン・夢ごこち、愛媛祭り晴など。
注目のミルキークイーンは、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜、静岡、滋賀、鳥取、広島、山口、福岡、熊本の19県で設定されている。
◆計画外検査10万6千トン、新潟コシ1万トン超
計画外米の検査は9月末現在で10万6千トン、前年同期(8万2千トン)を上回っている。検査ペースが前年より早まっているため直接の比較は難しいが、生産量が前年より30万トン多いことから、11年産の3月末実績25万7千トンを上回る見通し。種類別では、水稲うるち10万トン、水稲もち5千トン、醸造用1千トン。うち、売買取引業者等の受検は1千トン弱。
水稲うるち計画外検査は、千葉1万6千トン、新潟1万5千トン、茨城1万トン、三重9千トン、徳島・秋田・北海道各5千トン、静岡・福島各4千トンなど。水稲もち計画外検査は、新潟2千トンが断トツ。
品種別では、新潟コシ1万1千トン、三重コシ8千トン、千葉コシ7千トン、茨城コシ6千トン、秋田こまち5千トン、福島ひとめ3千トン、北海道きらら3千トン、千葉ふさおとめ3千トン、徳島コシ3千トン、北海道ほしのゆめ2千トン、石川コシ2千トン、宮崎コシ2千トンなど。
◆新米検査200万トン突破、1等比率82%に上昇
食糧庁は9月末現在における12年産検査結果を219万7千トン、前年同期比121%とまとめた。数量ベースで前年より37万4千トン増、一昨年より93万4千トン増。出回りが早いことや豊作が影響している。
種類別は、水稲うるち211万1千トン(前年比122%)、醸造用2万9千トン(98%)、水稲もち5万6千トン(89%)、陸稲もち7百トン(105%)。
また、収穫期の雨天による刈り遅れ等で、東北・関東地区などでは品質低下が懸念されているが、現段階では水稲うるちの1等比率は81.8%と、前旬より2.6ポイント上昇。前年同期より14.7ポイント高く、10年産水準(82.3%)に近づいている。
都道府県別にみても、北海道、青森、岩手、栃木が9割以上、秋田、山形、福島、茨城、千葉、新潟、長野などが8割以上の1等比率をキープしている。関東産も群馬71%、埼玉80%と今のところ大きな等級落ちにはなっていない。
うるち全体では、2等以下に格付けされたものが38万トンあり、カメムシ類等の被害による着色粒が27.3%、心白・腹白20.0%、胴割粒17.7%。発芽粒は4%。
◆外食団体JFがウルグアイ米試食検討会開催
外食産業関連団体の(社)日本フードサービス協会(JF)は、10月12日にJFセンター会議室にて「ウルグアイ米試食検討会」を開催する。
ウルグアイからの使節団が来日するのを機に、同使節団では主要な外食企業との交流を希望していることから、今回、食糧庁の要請があって開催の運びとなった。
ウルグアイは温暖な気候と豊かな水に恵まれた国土で、昨年の米生産量は130万トンと南米において稲作が盛んな地域。収穫時期が2月から3月にかけてなのが特徴。日本への輸出実績は最近はほとんどない状況となっているが、国内の関係者も含め日本市場へのアクセス意欲は強いものがある。
◆BG無洗米設備導入を決定(ミツハシ)
潟~ツハシ(本社・神奈川県横浜市、三橋美幸社長)はこのほど、東洋精米機製のBG無洗米加工施設を設置し11月中旬を目指して稼働させることを明らかにした。
同社の埼玉工場(行田市)に3トンライン1機を設置する計画で、月間1,000トンの販売体制が出来ることになる。運営は東洋精米機製作所との合弁会社である葛桾lトーヨー。
この無洗米工場が完成に合わせて同社のオリジナルブランド「大満足無洗米」の記念キャンペーンを展開する予定。
◆道産米、後場も指し値変えず99%が不落(入札)
9月29日に行われた12年産第3回自主米入札は、71産地銘柄15万3,618トンが上場されたが、北海道あきほの落札ゼロなど35産地銘柄で5万0,487トンの販売残が発生した。注目の北海道産は後場も指し値を変えず、落札率1%にも満たなかった。
全体の落札率は67%。申込倍率は1.4倍(前場1.5倍)。全銘柄の総加重平均価格は1万6,070円と、前回比▲280円下げにとどまった。
緊急総合米対策の効果を挙げる一般紙報道もあったが、北海道産米の不落が平均価格に大きく影響したもので、全量落札されればさらに平均で▲300〜▲400円下落していた。
買い手の米卸は「古米の75万トン隔離はもともと市況には関係ないし、政府米買入は分かっていた。正直、価格は上がって欲しいが、今回の需給対策では当用買いに徹するしかない」「減反強化の影響は来年。1週間前に発表されても同じ。対策の影響はないと会場のアンケートでも答えた」「実勢の方が安く、卸間でも計画外でも買える」など、今回の応札にはほとんど影響を及ぼしていなかった。
なお、当日の買い手参加者は会場134社、郵送100社の計234社(参加率74%)、前回より8社増。
◆3年後に35万トン、来年5月に株式公開(木徳神糧梶j
木徳株式会社(本店・東京都中央区)と神糧物産株式会社(本店・神奈川県横浜市)は、10月1日に合併「木徳神糧株式会社」を発足させる。
9月27日に開催された「事業計画記者説明会」では、合併初年度の単体売上高を900億円(連結1,140億円)、2年度1,000億円(同1,270億円)、3年度1,100億円(同1,380億円)に設定、現在のコメ取扱量26万トンを、3年後に35万トンに拡大させる計画を明らかにした。また来年5月を目処に株式公開を予定。
3ヵ年経営戦略(骨子)は、@専用工場、多機能工場への投資Aオリジナル商品の強化B新規事業(e‐ビジネス)の立ち上げ…の3点。
このうち設備投資については既存工場のスクラップ&ビルドなど、積極的な投資をしていく方針。「従来からの精米工場には設計コンセプトが足りなかった」として、▽使用用途に合わせた専用工場▽既存卸が敬遠気味の少量多品種生産に適した多機能工場…を建設していく構想。
経営拡大の柱は精米商品販売で中心は無洗米営業。3年後の販売量を5万5,000トンと設定、「現在は木徳の桶川工場、神糧の本牧工場を併せた生産能力は4ラインで月間約2,000トン。事業拡大に合わせてラインを増設するか、場合によっては新工場を建設する。同時に設備改良と品質の向上に取り組んでいく」(稲垣社長)と意欲的。生協主体の販路をヨーカドーなど量販店ルートも拡大させていく。
全社的には「コメはあくまで食品としての位置づけ。食品分野の厳しい品質基準がクリア出来るような品質を目指す」(木村社長)方針。加えコメ以外の事業展開にも力を注ぎ、ケースにより分社化も考えているほか、仕入面では合併によるスケールメリットを生かし、全国主要経済連と締結している中長期購買数量契約を発展させる方針。