7月31日 ◆斑点米カメムシ類の発生多め、21県で警報・注意報
7月28日 ◆大池会長、「10月までに完売を目指す」(全農)
7月27日 ◆今年も3分野で通信講座を開設(米穀協会)
7月26日 ◆株式会社大阪第一食糧が正式発足
7月25日 ◆入札論議スタート(自主米センター小委員会)
7月24日 ◆青森経済連が自主米取扱会議、ゆめあかりが焦点
7月21日 ◆沖縄ひとめ、収穫時期で品質に差(日精工)
7月20日 ◆申込倍率1.8倍、11年産入札終了
7月19日 ◆ダイエーハイカンパニーが全店舗で加州米販売
7月18日 ◆第1種出荷取扱業、全集連系15業者が新規登録
7月17日 ◆コメ債権額500万超は2〜3社(そごう倒産)
7月14日 ◆栽培方式決まらず12年産は従来方式(もち幹事会)
7月13日 ◆幸南食糧、ISO9001取得
7月12日 ◆トラブル予想、先手を打って一覧表を提出(ミルキーQ)
7月11日 ◆民間検査員、現在1,300名が登録意向
7月10日 ◆なつのたより7月末に収穫へ、作柄は豊作型(三重)
7月 7日 ◆ダイエー、6日から中国産米を174店舗で発売
7月 6日 ◆本年産も懸念されるカメムシ被害
7月 5日 ◆初検査は21日、日程計画検討へ(宮崎)
7月 4日 ◆検査630トン、干ばつ影響で3等2割(沖縄)
7月 3日 ◆既存店は客数減顕著で売上げ低調(JF・5月)
◆斑点米カメムシ類の発生多め、21県で警報・注意報
農水省は7月27日、12年度病害虫発生予報第4号を公表した。
向こう1カ月の発生動向で水稲は「斑点米カメムシ類」の発生が多めと見込んでいる。カメムシ類は水田周辺の雑草地から水田に飛来するが、夏期の高温で活動が活発化し侵入が増加する。
出穂の早い水田を中心に発生動向を注意し、防除適期の出穂期と乳熟期(出穂の7〜10日後)の2回防除を確実に実施することが必要。
7月7日以降では、24日に山形・島根の2県で警報が出たほか、25日までに北海道、青森、宮城、秋田、茨城、栃木、千葉、新潟、福井、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、鳥取、愛媛、徳島、高知、長崎の19県に注意報が出されている。
◆大池会長、「10月までに完売を目指す」(全農)
全農は7月27日、港区のホテルパシフィック東京で第24回通常総代会を開き、平成11年度事業報告及びJAグループ関連会社の株式取得、増資引受など提出議案どおり承認した。
11年度の事業規模については、自主米の販売数量並びに価格の低下、配合飼料価格の引き下げ、生産資材需要の低迷などの影響から4兆7,210億円となり、計画対比89%に止まった。
米穀事業部門の取扱いは1兆3,818億円で、こちらも計画対比で85%(個別に見ると自主米が特に悪く81%)に。一方全体の当期利益は事業管理費を大幅に削減できたことが奏功し、20億1,300万円となり計画を達成したと報告した。
また11年産米の集荷・販売の総括では、消費者の低価格志向や下位等級米の大量発生等で安値スタートしたものの、3月以降の販売は前年並み水準に回復。
冒頭の大池会長の挨拶の中でも「7月に入っても好調に推移、10月末までの完売を目指して引き続き販売推進に全力を上げる」と説明された。
12年産米以降に関しては、ブロック会議で示されてきたように生産・集荷面では大規模農家、計画外米取込み等を含めた対策の強化、そして販売面では、入札・相対仕組みの見直しによる価格の回復と秩序ある販売の確立、対策費の過度な支出の抑制などの方針が盛り込まれた。
さらにコメ卸の間で注目されている広域米穀卸会社の設立等で“卸販売力の強化”策なども明確に打ち出されている。
◆今年も3分野で通信講座を開設(米穀協会)
(財)全国米穀協会は今年度も米穀販売業者を対象にした通信講座を開設する。
コメについての知識、技術を学習し資格を取得できる「資格取得分野」、米穀販売業界で仕事をする上で必要な「専門分野」、そして一般社会でも必要な「ビジネス分野」−−の3分野。
資格取得分野は、通信教育によって「おこめアドバイザー」を養成するコースで、専門家による精米加工や食味、DNA鑑定などの実習指導も。これらを修了することにより、特典として食糧庁補助事業の「おこめアドバイザー」の受験資格を取得することができる。
専門分野のコースは、▽米穀販売業の繁盛するための経営、▽米穀売上高を拡大するための販売促進、▽精米工場管理・生産技術、▽米の食味評価と炊飯技術習得−−など各講座に分かれている。
またビジネス分野のコースでは、実力管理者、財務分析、ISO9000入門、HACCP実践など多岐にわたるコースが用意されている。
申込みの締切はいずれも8月末。申込みや受講料(受講期間内に修了した場合、半額を食糧庁が助成)についての詳細は、同協会総務部「米穀販売業者のための通信講座」係(電話=03−3222−9581)まで。
◆株式会社大阪第一食糧が正式発足
大阪第一食糧事業協同組合(本店・八尾市)は7月25日、株式会社大阪第一食糧として正式発足した。5月の組合総会で組織変更を可決していたが、この程登記が完了したもの。
同社では「今後は色々な業種と連携を図り、消費者の多様化するニーズに応え、サービスの向上に努めていく。また社内の意識と組織の改革をさらに積極的に進め、米穀を軸にした新しい食品流通のビジネスモデルの確立を目指す」としている。
新会社の概要は以下の通り。@名称=株式会社大阪第一食糧A資本金=8億1,000万円B代表取締役社長=道家一義C本店=大阪府八尾市D従業員数=233名E取締役▽専務取締役=梅田敏也▽常務取締役(業務担当)=岡村一彦▽同(米穀店担当)=小澤勝彦▽同(総務・経理担当)=奥ノ博久▽取締役(経営企画部本部長)=西田嘉次▽取締役(事業開発部本部長)=茶弘安朗。
◆入札論議スタート(自主米センター小委員会)
自主米センターで7月21日、入札取引仕組みを論議する検討小委員会の第1回会合が開かれた。当日は、食糧庁本川計画課長が自主流通米の現状について説明したほか、中立委員が意見・質問するなど本格的な議論に向け問題点の確認・整理を行った。
売り手の全農からは、組織の中に勉強会を設けグループとしての対策を進めていることを報告したほか、上場義務を課せられている売り手と義務のない買い手との対等性の問題、卸間売買や民間市場の存在と実勢価格と入札指標価格の関連、買い手の遊び札(2応札制)等について疑問や問題点が指摘された。
買い手からは5月の運営委員会で主張した前場・後場方式、2応札制の継続を再度求める一方、引き続き買い手の意見を集約する方針を説明した。中立委員からは、センター以外での成約価格、小売価格との関係、入札希望価格の運用実態、前場・後場・2応札の利用状況、落札残の扱われ方など資料提示要求が出され、今後の論議を進めていくことになった。
今後論点になるのは@指標価格の評価A入札の実施方法B参加資格−など。@は上場義務と数量、実勢価格との差をどう考えるか、Aは相対取引とのバランス・実施回数、前場・後場制と2応札制、大量落札残の指標性、指し値制(加重平均)で極端な落札価格が生じる問題、取引監視委員会の透明性・公開性、Bでは、単協の広域合併や経済連と全農の合併で入札参加の資格をどう整理するか、卸間売買の増加で参加しない買い手の問題…等が議論される方向。
◆青森経済連が自主米取扱会議、ゆめあかりが焦点
青森県経済連は7月18日、全農東京支所管内の米卸を招き自主流通米取扱対策会議を開催した。
「ゆめあかり」について県経済連は、業務用を中心に需要者への推進と新規需要開拓をし、ブレンド特性を活かした販売推進と評価定着を図ると説明。
卸からは「炊き増えが高いということで、提案の仕方によってはいけると思う」「ゆめあかりとして業務用の米で売っていくには特長がない。むつほまれと変わっているのは食味がいいということだが、これだけだとむつほまれに替わって、あるいは北海道きららに替わってゆめあかりを推薦しようというには難しい。たんぱく質含有率で成分仕分のような恰好であれば売りやすい。多少の(地域別)価格差も必要では」などの意見が出された。
ゆめあかりは12年産出荷契約が約6万1千トンと、むつほまれ約3万2千トンの2倍近い。
◆沖縄ひとめ、収穫時期で品質に差(日精工)
日本精米工業会は12年産米質概況情報の第1報で「沖縄ひとめぼれ」の米質について以下の通りまとめた。
米質概況は「普通」。全般に粒張り・充実度とも普通だが、収穫時期が早いものほど良く、遅くなるほど劣る傾向。扁平な粒や縦溝の深いものも見られるが、粒揃いは普通。光沢は水不足のため冴えがない。
白未熟粒の混入は普通だが、高温障害と思われる背白粒が多い。青未熟粒混入はやや多い。死米・胴割粒混入は普通。発芽粒・茶米・奇形粒は見られない。
作付面積の約9割がひとめぼれとなっている。生育初期の多雨の影響で分けつが少なく、登熟期の水不足で収量は予想集荷量(2,145トン)より少なくなると思われる。このため、出荷は順調だが予定していた分の量は対応出来ていない。
地元工場筋では「収穫時期により白度の上がりやすいものとそうでないものの差が大きい。ロットごとに適正なとう精度で仕上げるのに非常に苦労している」としている。
◆申込倍率1.8倍、11年産入札終了
7月18日に行われた11年産の第13回自主米入札は、上場数量2万5,065トンに対して落札は2万4,209トン(落札率96.6%)となった。
新潟一般コシ、魚沼コシ、岩船コシに落札残が発生。後場も指標の変動がほとんどなく、上場14銘柄の変動は、上げ3銘柄、下げ10銘柄、横ばい1銘柄で、百円以上の変動は岩手こまちの▲284円のみ。
最終的な申込数量倍率は1.8倍(前場2.0倍)で、1倍に満たなかったのは岩船コシの0.7倍。
◆ダイエーハイカンパニーが全店舗で加州米販売
潟_イエーハイカンパニーは7月20日から23日までの4日間、加州米の販売を全36店舗(沖縄の1店舗は除く)に拡大する。
同社は4月から関東、北海道地域の店舗で定番商品として加州米を販売しているが、20日からのアメリカンフェア期間中、販売店舗を拡げて将来的には全国の店舗で定番商品とするのが狙い。
販売品種は加州産コシヒカリと同あきたこまちで、末端価格は2品種ともに1,880円(5kg)。なお22日(土)〜23日(日)の2日間は15店舗で、試食も行って販売促進を図る計画。
今回のフェアには、需要創造を目的とした販促活動を展開しているUSAライス連合会とカリフォルニアライス協会がバックアップしている。
◆第1種出荷取扱業、全集連系15業者が新規登録
食糧庁はこのほど、米の出荷取扱業の登録・更新状況(6月30日現在)をまとめた。
第1種出荷取扱業は新規登録が15業者(すべて全集連系)あったものの、JA合併が進んで136業者が減少したため総業者数は2,520業者(全農系1,182、全集連系1,338)となった。
新規参入は福島8、茨城2、栃木1、静岡2、徳島1、宮崎1。一方、経済連など第2種出荷業者は、新規ゼロに対して1業者(奈良)が減少、総計では86業者(全農系47、全集連系39)となっている。
◆コメ債権額500万超は2〜3社(そごう倒産)
事実上は倒産した格好の鰍サごうに絡んだ「コメに関わる影響はそれほど大きくはない」(関係者)模様で、閉鎖する店舗は別だが「先方から『支払い条件はこれまでと同じで、いままで通り(コメを)納入して欲しい』と要請を受け、社内で協議した結果納入を継続することにした」(卸幹部)ところが多くなりそうだ。
コメ販売が多い店舗は横浜、大阪、奈良などで、500万円未満の買掛金は通常どおり支払われるため、債権が一時棚上げになるのは前述した2〜3店舗の分と見られている。
またそれらの店舗に納入してきた卸も、さまざまな「情報を入手して出荷数量を一時よりは相当減らしてきた」経緯もあって被害を最小限に食い止めたところも。逆に、お中元時期でコメ券の発売が例月より多かったことが債権上乗せの一因になった面もある。
◆栽培方式決まらず12年産は従来方式(もち幹事会)
需要者によるもち米幹事会が7月12日に開かれた。課題となっている契約栽培のあり方が検討されたが、通達廃止後未だ基本的なことをさえおざなりになっているのが実状。
行政筋からは「契約栽培」でなく「流通契約」と指摘されるが、数量を決めてから生産に取りかかるというシステムには現実的に可能かということを含め疑問視する見方も。行政筋が揶揄するのは在庫対策に基本的にタッチしない姿勢からで、作った物は売れる手法にしろというもの。但し、12年産米については時間の問題から従来通りで行われる見通し。
その12年産米は協議会の日程が立っておらず、価格・数量がいつ提示されるのか決まっていない。価格は系統筋から下げのニュアンスが伝わるが、昨年と同様のB区分で600円下げ、あるいは1千円下げかといった声が不透明ななかで需要者から聞かれる。
また、12RY枠で残になった需要確保米3千トン(4月末)は、13RYで同RY分枠にプラスされるのかどうか気にかけるところもある。全体量に対しての比率という手法は変わらないはずだが…。
◆幸南食糧、ISO9001取得
大阪の米卸・幸南食糧梶i本社・大阪府松原市、川西修社長)は7月8日、大阪市天王寺区の天王殿に関係取引先100名を招き、ISO取得発表会を行った。精白米の製造工場でISO9001の認証取得は米穀業界で第1号。
川西社長は、「顧客満足度を高める“便利企業の創造”の企業理念にともない、一般消費者や取引企業への信頼度を高めるために世界的保証機関のISO認証取得を決意した。工場の品質システムが世界的に認められることは、日本の米穀企業全体のレベルアップにも寄与出来ると思う。今後も品質保証システムを維持し、安心と安全の保証されたおいしいお米をご提供させて頂きます」と語った。
認証範囲は、精白米商品の設計開発と製造。精白米の供給と貯蔵を含む、配送及び配送管理。
◆トラブル予想、先手を打って一覧表を提出(ミルキーQ)
11年産米で好調な販売を続けた低アミロース米であるミルキークイーン。その勢いを駆って12年産米では大幅な作付増となる見通しだが、種子配布に限界があるため、「今年は集荷、販売の両面でトラブルが発生する可能性が高い」と懸念する関係者がいる。
そこで、今年産米で量販店の要望を受け生産者に協力を要請して60haに作付けした福島県の竃ハ川商店(第1種登録出荷業者)は、「検査業務をスムースに行うため食糧事務所に対して、事前に『生産者別作付一覧表』を作成して提出した。
種子証明も合わせて、生産者氏名、住所、作付品種、同面積、出荷見込数量を表にしたもので、販売するときの信用を得ることと同時に優先的に検査をしてもらう」(同社社長)のが狙い。一考する価値有り。
◆民間検査員、現在1,300名が登録意向
平成13年1月1日から登録の受付けを開始し、同年4月1日から施行される農産物検査業務の民営化への移行。これに関する法律(農産物検査法)の改正や民間検査機関の在り方等は既報のとおりで、国はその移行プログラムに沿って今年度からその民間検査員を育成するための研修をスタートさせている。都道府県ごとに進められており、6月19日から順次研修に入っている。
日本コメ市場が7月7日、取引会後に行った講演で食糧庁の今村検査課長が解説した民営化についての概要は以下のとおり。
現在までのところ、検査機関の登録意向を示しているのは予想どおり全農系統を中心に全集連系、穀物検定協会など。人数にして約1,300名ほど手が挙がっている。下からの積み上げられた数字で5年間では7,000名程度が登録を予定しているという。全農系統は単協(JA)を基本にしていく方針だが、地域によっては経済連1本で登録するところもある。また北海道は単協でもホクレンでもなく、道1本で検査機関を作って対応する方針という。
気になる手数料については(1俵当たり、以下同)60円、あるいは45円に設定しても基本的に問題はないものの、少なくても5年間は国が並行して現行の50円で検査を行うため、新に登録した機関はこれに合わせざるを得ない状況か。集荷業者やコメに関わる業務を行っている法人であれば、それらとセットで考えればペイすることも可能。ただ専門の検査機関としては難しいかもしれない。全農系統は当面50円で行う考え。
◆なつのたより7月末に収穫へ、作柄は豊作型(三重)
三重県の早期米は、7月1日現在で「全般的な生育ステージは幼穂形成期で平年比2〜3日早い。
梅雨入り後の日照不足で若干軟弱気味のところもあったが、6月下旬以降から天候も回復し、生育は順調で良好。コメントするような障害は出ていない」(県)とされ、葉いもちやカメムシ発生の懸念が出ていることに注意を促す程度。早生で期待される県育成新品種「みえのえみ」の作付けは520haと前年の2.2倍が見込まれている。
例年、最も出回りが早いJA鳥羽志摩管内でも生育は2〜3日早まっており、「なつのたよりは7月末に刈り取りが始まる見通し。天候もよく、遅くても前年並みの8月2日には初検査が出来るだろう。コシヒカリは早いところで出穂しかけており、平年並みの盆明けから20日前後には刈り取りが始まる見込み。今後の天候次第だが、昨年と同じ豊作型で順調」(JA)と見ている。
昨年はJA三重南紀管内でも8月2日にあきたこまちの初検査が行われている。
◆ダイエー、6日から中国産米を174店舗で発売
ダイエーは7月6日から一般家庭用として中国産米をグループ174店舗で発売した。
量販店の中国産米販売としては今年2月にジャスコが大阪市内1店舗で実験的に発売(3キロ980円×100袋)しているが、本格的な取り組みとしては初めて。
商品名は「万里の郷」。中身は99年度産複数原料使用(遼粳454、遼粳294)として、遼寧省鞍山市第五糧庫にて集荷されたもの。販売価格は5キロ1,580円。販売予定数量を50トンとして、7月下旬まで174店舗(関東・近畿地区のGMS店舗、及びハイパーマート全店)において販売する。
原料米は2000年第1回SBS取引で丸紅が落札したもので、関東地区はミツハシ、近畿地区は神明が精米を担当する。
同社では「中国国内の大穀倉地帯である東北3省(遼寧省、吉林省、黒龍江省)では、近年国産米と同じ短粒種を積極的に栽培している。今回発売する米は遼寧省のなかでも特に良質の玄米を精米しており、食味検査でも80点前後の高いポイントが出ている」(広報室)と説明、大手商社の営農指導などによる品質向上を強調している。
また今回の販売動向によっては、今秋以降の全国展開も予定するという。精米販売最大手(9万2,000トン)のダイエーが発売に踏み切ったことで、今後の他企業への波及も十分に考えられる。
◆本年産も懸念されるカメムシ被害
11年産で問題になったカメムシ被害が12年産でも懸念されている。
大発生した東北や北陸などの日本海側の産地では、6月までの調査で平年を上回る生息状況が確認されているためで、11年産で等級落ちによる収入減を余儀なくされている生産現場では警戒感を強めている。
カメムシの発生する原因は、@前年の8〜9月が高温多湿で越冬成虫の発生が多く、越冬中の食草があるA水田周辺に雑草地が多く、風当たりが少ないB当年の5〜6月が高温で適度の降雨があるC出穂後に雑草を除去し、カメムシの水田への進入を助長D割れ籾が多い……などで、今年も@とBの条件が当てはまる。
昨年は色彩選別機でカメムシによる斑点米を除去するなどの対策が行われたが、手間・コスト・品痛みなどの問題もあり、事前に発生を防除することに力点を置きたいところ。無農薬栽培などの普及で、農薬の一斉散布ができない点も問題視されている。
◆初検査は21日、日程計画検討へ(宮崎)
宮崎の早期米は某産地業者が6月21日で検査計画を上げるなど、具体化に向けて動き出している。
食糧事務所でも7月4日に全支所による対策会議が開かれ、検査日程の計画が検討されているが、いまのところ初検査は21日頃が見込まれている。
作柄は「順調に推移していることから豊作型になりそうだ。田圃も1枚ごとの進捗が揃っている。早いところは全体がそうで、遅いところも同じ。適宜の刈り取りが行いやすく、歩留まりも良さそうだ」(集荷業者)と期待を寄せる。収穫時期も「2週間程度と例年より集中しそう」と、対応が忙しくなると見ている。
一方、仮渡しは「農協がいくらつけるか具体的なことは分からないが、エサ米などいくら拠出金を取られるか分からない。稲経があるとはいえ、ギリギリまで時間がかかりそう」という。
◆検査630トン、干ばつ影響で3等2割(沖縄)
沖縄の6月29日現在における検査数量は629トン141キロ。品種は9割以上がひとめぼれで、残りはチヨニシキや与那国などで作付されているその他品種。
等級は2等が8割、3等2割、規格外(計画外米)が1トン強。品質は「カメ虫による着色もあるが、干ばつにより登熟が完全にならず、未熟粒が若干多く」(食糧事務所)、それが格付けの要因にもなっている。
石垣は収穫が8割を超え、検査も半分を過ぎている。1日60−70トンのペースで計画的に検査が行われており、伊平屋などでも間もなく開始される。収量は「具体的な数字は上がっていないが、農協からは平年並みと聞いている」。
◆既存店は客数減顕著で売上げ低調(JF・5月)
外食産業団体の日本フードサービス協会(略称JF)が会員社を対象に行なった、今年5月の外食産業市場動向調査では、新規出店を含む全店ベースの売り上げは全体で前年比99.3%と減少した。昨年と比べ土曜・日曜が各1日少なかったこと、毎週末の天候不順を指摘。
ただ、和風ファーストフード105.0%、ファミリーレストラン中華118.3%、同和風103.9%、同焼き肉103.3%などは前年を上回った。
一方、既存店ベースでの売り上げは前年比93.6%で、各分野低調。客単価は前年並みだったが、客数が93.9%と低下したことが影響と分析。週末の天候不順やキャンペーン不足も客数減の要因に挙げている。
主なところで、和風ファーストフード95.0%、持ち帰り米飯・回転寿司92.7%、ファミレスの焼き肉92.1%となっている。