8月31日 ◆「柔小町」「いただき」を命名登録(農水省)

8月30日 ◆岐阜コシ全量不落で指標出ず、魚沼2万3,670円

8月29日 生産オーバー分、青刈り手法も取り入れ

8月28日 ◆生産調整実施見込み100.3%、未達15府県

8月25日 ◆12年産稲経加入率88%、計画外加入4万2千トン

8月24日 ◆12年産種子需要、うるち横バイ・もち3%減

8月23日 ◆サンデーサンが使用米統一、加えて無洗米導入

8月22日 期待の低アミ米、東北172号現地説明会(宮城)

8月21日 米に対するエッセーを募集(岩手)

8月18日 ◆2農協分の初検査、全量1等に格付け(茨城)

8月17日 ◆もち米は▲1,200円で提示か(12年産)

8月11日 ◆初検査は全量1等、順調にスタート(千葉)

8月10日 12年産でも地元産米販売に意欲(長崎屋)

8月 9日 ◆千葉3銘柄に落札残、前年比▲7.5%

8月 8日 ◆生産配分ルール、価格1:販売2/3:出荷1/3で検討

8月 7日 出回り直前、再び懇談会開催で弾み(千葉)

8月 4日 ◆“新団体”設立で決着(全国コメ卸協)

8月 3日 ◆12年産販売計画20万3千トン(岩手経済連)

8月 2日 ◆本拠地391卸、小売業者減・店舗増(6月末)

8月 1日 HACCP対応の新鋭工場を建設へ(千葉県食糧)


- 2000年8月31日 -

◆「柔小町」「いただき」を命名登録(農水省)

 12年度の農水省育成農産物新品種命名登録(第1回)を公表した。稲部門は、「柔小町」(やわらこまち・西海215号)と「いただき」(北陸179号)の2品種。

 「柔小町」は九州農試が育成した低アミロース米で、ニシホマレと深系2021(金南風の低アミロース突然変異系統)の交配。飯米は柔らかく粘りが強い。他品種とのブレンドによる食味向上効果が高いのが特長。葉いもちと白葉枯病にやや弱いのが短所。適地は、暖地の平坦地から中山間地及び温暖地西部の平坦地。

 「いただき」は、北陸農試が育成した晩生の良食味米。収4885(どんとこい)と収4695(コガネヒカリ×チヨニシキ)の交配。耐倒伏性が強く、直播栽培向き。穂発芽しにくいほか、多収。白葉枯病に弱いのが短所。炊飯米は日本晴より光沢に富み,柔らかく、粘りが強く、うま味があるなど総合評価は明らかに優れ、コシヒカリ並み。適地は、北陸・東北南部・関東以西。熊本県で1,500haの普及が見込まれる。


- 2000年8月30日 -

◆岐阜コシ全量不落で指標出ず、魚沼2万3,670円
 8月29日に行われた12年産第2回自主米入札は、46産地銘柄5万2,081トンが上場されたが、岐阜コシの落札ゼロを筆頭に18産地銘柄で合計1万0,326トンの販売残が発生した。

 落札率は80.2%。申込倍率は1.9倍(前場も同じ)で、銘柄別では佐渡コシ7.0倍、魚沼コシ6.3倍。

 後場で指し値引き下げがあったのは、北海道産が5〜6百円、三重5百円、滋賀5〜7百円などだが、岐阜コシは土壇場で指し値引き下げ方針から現行維持に方針転換したとされ、入札史上初の全量不落で指標価格出ずの事態となった。


- 2000年8月29日 -

生産オーバー分、青刈り手法も取り入れ

 豊作が確定的になったことを受けて、政府は過剰米対策の一環に青刈りを実施する方針を固め、農業団体等と調整に入った。9月上旬にも決定の運び。

 収穫前の調整で生産オーバー分が生じない手法として検討されているもので、生産調整で行っている青刈り助成と同額(10a当たり4万3千円)を基に調整される模様。

 ただ、収穫前の青刈りについては、割り当て方式は根拠と決定時期の問題が生じ、適期(開花から15日程度の間)を逃してしまうため、実施したい産地・生産者が主体的に実施する「手上げ方式」となるのが有力。既に適期を過ぎた産地があることから、飼料用処理の内数として対応することも検討している。

 今年は生育が早く進んでいるため遅場の西日本地区が主体になるものと見られ、数量ベースでどこまで積み上がるか。


- 2000年8月28日 -

◆生産調整実施見込み100.3%、未達15府県

 農水省は8月25日、12年度の水田農業経営確立対策の取組状況(7月31日現在)をまとめた。

 消費純増分の補正を行った生産調整対象水田面積96万haに対して、実施見込みは96万4千ha、実施率100.3%。前年度の実施率100.0%を上回った。

 未達成は、秋田、福島、茨城、群馬、埼玉、千葉、神奈川、静岡、三重、大阪、奈良、和歌山、岡山、徳島、高知の15府県で、前年の17府県から2県減。新潟と愛知が目標達成の見込み。

 12年度のとも補償事業加入申請面積は59万3千haで、実施面積96万4千haから実績参入分26万1千haを差し引いた助成対象水田面積に対して84%。


- 2000年8月25日 -

◆12年産稲経加入率88%、計画外加入4万2千トン

 12年産の稲作経営安定対策の加入状況(速報値)が前年産と同様に数量ベースで計画出荷米出荷予定数量の88%となっていることが米情報委員会で公表された。

 数量ベースで458万2千トン(11年産376万6千トン、加入率88%)、人数ベースで127万7千人・加入率69%(同149万5千人・75%)。

 12年産からの拡充対策により、補てん9割コースを選択した者(稲作主業認定農家)が2万1千人・数量ベース54万9千トン、計画外米の加入者が2万9千人・数量ベース4万2千トンあった。


- 2000年8月24日 -

◆12年産種子需要、うるち横バイ・もち3%減

 全国米麦改良協会がまとめた12年産用の種子需要動向によると、種子購入量はうるち米4万4,556トン(前年比99.8%)、もち米2,503トン(97.2%)の合計4万7,059トン(99.7%)となっている。

 種子更新率は7割を超えたものの、昨年に続いて低下し71.6%(▲0.5ポイント)。更新率が高いといわれるもち米はガイドラインが4万トン削減され陸稲(87%)が減ったが、種子購入の96.5%を占める水稲(97.7%)は微減に留まった。

 産地別では2大産地の北海道(92%)と佐賀(94%)が減少しているが、主産地の宮城(105%)、福島(101%)、新潟(109%)、熊本(107%)が増加、作付の少ない地域ながら栃木(116%)、石川(120%)、山口(117%)、大分(126%)が目立つ。また、作付面積は177万7千haと推計、前年より1万1千haの減少となっている。


- 2000年8月23日 -

◆サンデーサンが使用米統一、加えて無洗米導入

 ファミリーレストランのサンデーサンは7月中旬、かねてから課題としていた使用米ブレンド内容の全国統一を図り、同時に無洗米も導入した。

 米の統一は全国各店で同じごはんを提供するとの視点からで、コシヒカリやきらら397を配合。12年産米に切り替わる11月初旬頃まで現在の原料構成を継続、新米時期に納入業者からの提案を受けて品質や安定調達を考慮して新たに確定させる。

 無洗米の採用では店舗のバックヤードでの作業減となり、ごはんのバラツキを防げる。

 サンデーサンの精米仕入れ先は木徳。木徳グループが持つ生産流通拠点を活用してもらう形で、首都圏、近畿圏、岡山以西で九州含む西日本の3つの地区に所有する自社物流センターに炊飯時の分量と同じ2キロ袋詰めで納品。仕入れ価格の決定は新米時期と古米化が近づく時期の年2回行なう。


- 2000年8月22日 -

期待の低アミ米、東北172号現地説明会(宮城)

 全農宮城では県内古川農業試験場において8月23日、「新形質米東北172号現地説明会」を開催する。同品種は奥羽343号と東北153号を交配育成したもので、耐冷、耐病、多収、低アミロースなどを目標とする。

 全農宮城では「米穀業界では低アミロース米への関心が高まっており、今後も飛躍的な市場拡大が予測される。東北172号はミルキークイーン、スノーパールを超える低アミロース米として品種育成を進めており、来春には品種登録の見込みとなっている」と、卸などへの売り込みを強化していく考え。

 本格的な作付は14年産が予定されるが、同本部では「まなむすめ」と併せ認知拡大を目指す。


- 2000年8月21日 -

米に対するエッセーを募集(岩手)

 岩手県米消費拡大推進協議会では「米に対する思い―88字に思いをコメて―」として、米に対する思いをエッセーとして月末まで広く募集している。

 日本の稲作文化やごはん食を中心とした、日本型食生活の良さについて理解を深めることを目的とする。入選者には県産ひとめぼれなどがプレゼントされる。

 問い合わせ先は岩手県農政部農産物流通課内 岩手県米消費拡大推進協議会▽電話=019(651)3111。


- 2000年8月18日 -

◆2農協分の初検査、全量1等に格付け(茨城)

 茨城県の初検査は8月17日、予定通り稲敷農協としおさい農協の2カ所で行われ「両農協とも品種はあきたこまちで、稲敷農協1,468袋(30kg、以下同)、しおさい農協1,050袋が受検し全量1等」(水戸食糧事務所・検査課)に格付けされた。

 検査内容についても両農協ともほぼ同様の結果で、「容積重が840g前後で平年並みからそれ以上。また整粒歩合は77〜86%、水分14.5%前後という内容で非常に良好な結果が出た。被害粒に関しても青は若干あるが昨年に比べるとかなり少ない。心配していたカメムシ等も見受けられず、今後も期待できる」(同)としている。

 稲敷農協では「18日は6,000袋、20日には3万袋の検査を予定している。刈取りは8日に始まっておりお盆前にも初検査は出来たが、品質のことを考えてここまで待った。そのためかいつもの年より相当良いものが出来た。50名で行った試食でも結果は良好と出たし、今年のコメには自信がある」(稲敷農協)と語っている。


- 2000年8月17日 -

◆もち米は▲1,200円で提示か(12年産)

 全農の報告によると12年産もち米の生産数量は32万3千トン(前年比▲2万5千トン)の見込みで、生産者による申出数量は18万2千トンとしている。

 ガイドラインが自主米15万トン、加工用米1万5千トンのため、申出数量通りの集荷となれば1万7千トンが計画外米となる。

 一方、13RYにおける販売方針は17万トン(12年産米13万トン、11年産米4万トンでうち需要確保米が1万5千トン)を目標数量に掲げ、需要者団体別に総量と11年産米の販売目標数量を設定して購入申込の積み上げを図る。

 需要促進策は12RYと同様に確保米を活用、12年産米と11年産持越米(2万5千トン)の契約実績に対して15%(11年産米10%+12年産米5%)を上限に販売する。加工用米は自主米の契約実績に対して12%(製品ベース)の設定。

 また、自主米の販売価格は12年産米仮渡しが前年比▲1,200円の設定で行われていることなどから、8月11日のもち米協議会で水稲B区分1万7,672円、11年産持越米同はそれより▲1千円、確保米同は年産を問わず1万5千円で提示されたものと推定される。


- 2000年8月11日 -

◆初検査は全量1等、順調にスタート(千葉)

 東日本のトップを切って8月10日、千葉県の袖ヶ浦農業協同組合経済センター(千葉食糧事務所木更津支所管内)で初検査が行われた。

 受検したのはふさおとめ662袋(30kg、以下同)、はなの舞い313袋の計975袋で、全量1等に格付けされた。品質については、はなの舞いの一部に若干青が見られたものの、懸念されたカメムシ等の被害(斑点米、ヤケ米)はほとんど見られなかった。 

 容積重820〜825g、整粒歩合は平均で85%と高率で、「全般的に品質は良く前年産を上回る出来」(食糧事務所)と高い評価が出た。

 また当日、鴨川農協でも初検査が行われ、こちらも受検したふさおとめ627袋、はなの舞い181袋すべてが1等に格付けされた。検査結果の内容も袖ヶ浦とほぼ同水準をキープしており、今年産米は好調にスタートを切った格好。12日までに県全体で6,000袋の検査が予定されている。


- 2000年8月10日 -

12年産でも地元産米販売に意欲(長崎屋)

 経営再建が目指される長崎屋(本社・東京)の精米販売部門では、12年産においても“地元産米”の導入を強く希望している。

 更生会社との立場から制約はあるものの「広域銘柄以外の地元産米を売り場に置くことで、精米売り場の評価は格段に上がる」(バイヤー)との考えから、店舗周辺のJA、経済連の協力を求めていきたいとする。

 これまで同社では地元産米販売に熱心で、千葉県の優良産地である多古町産コシの販売、また茨城県内店舗においては「常陸太田ほれぼれ米」(5キロ2,880円)のネーミングで、県内JAと直接取引した事例がある。

 その取引においては地元JAから週2回、県内店舗へ直接納品の形を採っている。同社の年間精米販売量は約6,000トン。


- 2000年8月9日 -

◆千葉3銘柄に落札残、前年比▲7.5%

 8月8日、平成12年産米の第1回入札取引が行われ、千葉の初星、ひとめぼれ、ふさおとめの計3銘柄に落札残(2,496トン)が発生した。

 事前に茨城あきたこまちの指し値が“1万5千円”と流れたことが卸の間で一種の衝撃をもって伝わったが、それが大きく入札結果を左右した格好だ。

 急きょ、各産地の指し値修正が行われたもののシビアな卸の判断は厳しく、後場も指し値変更がないまま落札残となった。

 結果はどの産地も事前に流れた指し値水準が指標価格となっており、唯一、鹿児島コシが▲200円程度の変更が行われたようだ。個別の落札では一部銘柄の高値・安値に500円以上の差が出たが、大半が指標価格に集中している。

 10産地銘柄の総加重平均価格は1万5,984円で、前年同期より▲1,301円、▲7.5%。申込倍率は1.7倍(前場1.9倍)。銘柄別では、千葉コシが3.4倍で最高、千葉ふさおとめが0.7倍で最低。注目の茨城こまちは2.4倍だった。

 上場数量が今年より多かった前年と同じで、新米の買い意欲が少ないことも特徴。入札参加者は147社で前年より17社減、年々関心が薄くなっている。1回目の結果は29日の通年玉入札に大きく影響しそうだ。


- 2000年8月8日 -

◆生産配分ルール、価格1:販売2/3:出荷1/3で検討

 活性化対策により需要に応じた米の計画的な生産が推進されることに伴い、農業団体は13年産以降の都道府県別ガイドラインの配分ルールを検討してきたが、要素を@価格動向(稲経対象銘柄の県別加重平均の変動率・3ケ年の変動率平均)A販売動向(過去3カ年の水稲生産量に対する同時期消費量の比率、適正な備蓄運営に必要な在庫は一定の補正)B計画出荷の動向(過去3カ年の計画米出荷量の比率、出荷率の高い県は販売動向の補正要素とする)…とし、ウエイトは、価格動向1:販売動向3分の2、計画出荷米動向3分の1とする方向で検討。

 13年産の具体的な適用については、12RYの需給・価格動向、13RYの需給見通しと対策のあり方、12年産米の作況等を踏まえ出来秋までに決定する。面積変動がない場合でも適用する考えだが、在庫増と豊作見込みのため、ガイドライン削減の可能性は日増しに高くなっている。


- 2000年8月7日 -

出回り直前、再び懇談会開催で弾み(千葉)

 千葉県経済連は8月3日、県内のホテルグリーンタワー幕張に主要卸44社を招待し「千葉菜の花米懇談会」を開催した。

 6月にも同様の会合をもったが、10日には初検査(JA袖ヶ浦とJA鴨川)が予定されており、出回り直前のタイミングに合わせ再度重点卸に対して千葉米のブランド確立のため協力をお願いするとともに取扱い拡大の要請を行ったもの。

 早生種のふさおとめの作付増も相俟って数量的にも早期出荷が確実な上、主力のコシヒカリ等の品質、食味についても例年を上回るとものと期待。19〜20日から一斉にスタートする新米キャンペーンで弾みをつけると同時に、早め早めの販売に全力を傾注する方針だ。


- 2000年8月4日 -

◆“新団体”設立で決着(全国コメ卸協)

 全糧連と全米商連のトップで構成する全国コメ卸協議会が8月1日、東京千代田区の麹町会館で開かれた。

 出資額、事業規模等の違いから一本化するにもいくつかのパターンが議論の俎上に乗っていたが、「新しい形(新団体)を出来るだけ早く作っていくという方向を確認した。これまで2案、3案とあったが、それぞれに問題があり最終的には双方が納得いく新しい形で立ち上げることを決めた」(関係者)もの。

 つまり新団体発足で決着したもので、今後は両団体が傘下組合員に対して「ブロック会議等を通じてその主旨を説明、理解を求めていく」(同)予定だ。了解を得る作業については9月一杯かけて行う方針だが、同時に新しい団体の設立に向けて細かい部分を詰める作業を並行して進める考え。


- 2000年8月3日 -

◆12年産販売計画20万3千トン(岩手経済連)

 岩手県経済連の12年産自主米販売計画(生産者出荷契約数量から試算した数字)は以下の通り。※( )内は11年産計画。

 ▽ひとめぼれ13万1,210トン(12万2,000トン)
 ▽あきたこまち5万7,948トン(5万5,000トン)
 ▽ササニシキ3,941トン(5,000トン)
 ▽かけはし9,708トン(1万トン)
 ▽ゆめさんさ630トン(1,600トン)

 合計20万3,437トン(19万3,600トン)で、ひとめぼれが約1万トン増えている。また11年産販売については最終相対も含めほぼ完売。

 なお、同連では例年7月下旬に産地で開催していた「いわて純情米重点卸懇談会」を、今年は10月上旬に消費地において実施する計画。12年産販売でも引き続き“和の鉄人”中村孝明氏とのタイアップを強化していく考えで、当日も氏を会場に招いて県産米をアピールする予定。


- 2000年8月2日 -

◆本拠地391卸、小売業者減・店舗増(6月末)

 食糧庁はこのほど、6月末現在における米穀販売業の登録業者数を公表した。本拠地卸391業者(昨年12月末比+3)、他県追加卸延べ1,232業者(同▲30)、小売9万4,100業者(同▲315)・15万8,420店舗(同+1,135)となっている。

 年間販売見込み4千精米トン要件の本拠地卸は今年6月1日付けで7業者が増えたものの、合併・廃業等で4業者減となっている。400精米トンの他県追加卸は量販店などの取引集約化等に伴い更新しないケースが出も。

 小売業者は量販店など大手企業が進出し店舗網を広げる一方、小規模業者が廃業している。規制緩和で参入した異業種店は「思ったほど売れないし、利益が出ない」と撤退するケースが多く、ピーク時の平成10年12月末の19万店から3万店強も減っている。


- 2000年8月1日 -

HACCP対応の新鋭工場を建設へ(千葉県食糧)

 千葉県食糧梶i本社・千葉市、宍倉平八郎社長)は、千葉工場内にHACCP対応可能な新鋭精米工場を建設する。今年8月着工、来年9月完成の予定。

 新工場のコンセプトは、@製品の品質保持、品質向上(HACCPに対応可能な設備・構造)A生産性の向上、ロス抑制B顧客ニーズへの柔軟な対応(小ロット多品種生産が可能な設備、ジャスト・イン・タイムが可能な設備・構造)C環境保全への対応…で食品メーカーとしての精米工場を建設する。

 作業工程ごとにゾーニングを行い塵埃の飛散を防止するほか、空調設備等の排気騒音を低減させる防音室の設置、設備機能に合わせた温度・湿度管理の実施、エアシャワー室の設置等による防虫・防鼠・防鳥対策の実施、玄米・精米・製品・計量タンクを建設構造体に組み込みメンテナンス性、洗浄性を向上…などが特長。

 建設から生産管理のコンピュータ化までの設計・施工は日立プラント建設鰍ェ担当。新工場の所在地は千葉市美浜区新港23番地。敷地面積11,558u、延床面積9,155u、鉄骨造、荷受棟3階建て、精米棟6階建て。年間予定生産量は4万トン。同社は昭和27年9月設立、資本金4億7千5百万円、従業員168名、売上高約250億円(平成12年3月現在)。工場(精米・米飯)は、千葉工場と市川塩浜工場を有する。