9月27日 ◆作況103、生産948万トン(9月15日現在)
9月26日 ◆11年産自主販売残、15万トンは政府米と交換へ
9月25日 ◆8月売却、前年割れの33万1千トン(主食うるち)
9月22日 ◆多様な角度から「道産米の優位性」PR(ホクレン)
9月21日 ◆大詰め迎える需給対策
9月20日 ◆過去最大の15万4千トン上場(第3回自主米入札)
9月19日 ◆取扱卸と連携強化、産白も拡充強化(新潟経済連)
9月13日 ◆PB「蔵米」、12年産も現アイテム継続(ダイエー)
9月12日 ◆農水省作況103、生産オーバーは20〜30万トン
9月 8日 ◆生産調整の強化、政府買入と助成金追加を要請(全中)
9月 5日 ◆トップはニチメン3,700トン(第2回SBS)
9月 1日 ◆9月1日現在で作況公表、市況対策早める(農水省)
◆減反5万ha増、稲経補てん基準13年産据置
12年緊急総合米対策が決まった。
13年産の生産調整面積は5万ha増の101万3千haとし、さらに作況100を超えた場合5万haの需給調整水田(青刈り・稲発酵粗飼料向け)に取り組む。
減反拡大に伴う助成(10a当たり)は、青刈り=4万円、稲発酵粗飼料、稲わら、ソバ=2万円、麦、大豆、タバコ、景観形成等水田=1万円、特例作物(タバコ、野菜除く)、永年性作物、調整水田5千円。拡大の県別配分は生産者団体の意向を踏まえ実施するが、その実効性が今後の課題。
また、稲作経営安定対策は、@12年産で特別支払いを実施(補てん交付後の資金残高の範囲内で基準価格の1%相当以内)A13年産補てん基準価格を12年産と同水準とするB生産者選択による資金造成(一般コースで生産者拠出0.5%、政府助成1.5%)…などの特別措置を行う。いずれも減反拡大の達成等が条件。
政府在庫から援助用として75万トン隔離することにより、14年10月末の在庫を125万トン程度に圧縮する計画。
◆こまち販売計画30万8千トン(秋田米産地懇)
秋田県経済連は9月26日、秋田で全国の卸を招き「平成12年度秋田米懇談会」を開催した。
12年産自主米販売計画は、作況指数を勘案し、全体で36万0,660トン(酒造好適米、カケ米、もち米除く)。銘柄別には、あきたこまち30万7,700トン、ひとめぼれ3万2,480トン、ササニシキ9,650トン、はえぬき5,000トン、めんこいな3,100トン等。
平成15年度販売目標で、あきたこまちを70%に抑制(12年産出荷契約は構成比81%と高い)、めんこいな(秋田59号、ひとめぼれとあきた39との交配)を10%としていることを説明(ひとめぼれ7%、ササニシキ3%など)し、15年度を待たず目標を達成したいとの意向も表明。
卸との質疑応答では、あきたこまちの的確な評価を得るための努力要請や適切な価格対応への要望が出た。
◆作況103、生産948万トン(9月15日現在)
農水省は9月26日、12年産水稲の9月15日現在における作況指数を全国平均103(正確には103.47)の「やや良」と公表した。前回9月1日現在と変わらず。10a当たり収量は536kgと前年より21kg増を見込んでいる。
一方、作付面積(青刈り含む)は176万8千ha、前年比1万8,000ha減で、現段階の水稲予想収穫量は青刈り込みで約948万トンと見込まれる。青刈り分のマイナスと陸稲生産分のプラスが相殺されるため、トータルでは計画より30万トン程度のオーバーが確定的。
地域別では、北海道、東北、北陸は7月の高温の影響等で、もみ数がやや少ない地域があるものの、登熟が良好に推移していることから、北海道・東北が103,北陸が102のいずれも「やや良」。関東以西では、秋雨前線や台風14号に伴う大雨の影響で一部地域で浸・冠水等の被害が発生したが全体から見れば軽微で、7月以降概ね天候に恵まれていることから、もみ数は平年並みないしやや多く、登熟も順調に推移。関東・東山が106の「良」、東海・中国が104、近畿・四国・九州が103のいずれも「やや良」。
◆11年産自主販売残、15万トンは政府米と交換へ
11年産自主米の契約状況は、集荷363万トンに対し8月末の未契約は21万トン程度になっている。12年産の出回りも早まっているため追加契約が難航しており、10月末には20万トン程度が販売残になる見通し。
この販売残は11月以降への主食持越(古米需要5万トン程度。今後取引条件を決定して10月末まで販売先との契約を締結のうえ計画的に販売)、と交換米(15万トン程度。7〜8年産政府米と交換のうえ主食用以外への販売を基本)とに色分けして処理する方針。
問題は加工向けの古米需要。価格次第だが、今までの古米需要は4〜5万トン程度まで。しかも4〜5年古米は用途が限られる。
結局、15万トン全量は加工用向けに処理出来ず主食用に振り向けられる見通しで、こちらの動向も注意が必要。さらに、この対策は12年産加工用米と入れ替えるため、12年産自主米の供給量が増えることになる。
◆8月売却、前年割れの33万1千トン(主食うるち)
食糧庁は9月22日、8月分の国内産主食用米穀(うるち米)の販売・売却数量(速報値)を、自主流通米31万3千トン、政府米1万8千トンの計33万1千トンとまとめた。
前年同月実績との比較で、自主米は2万トン増、政府米が2万7千トン減少し、合計では7千トンのショートとなった。3月から7月までの5カ月は、2月までの落ち込みを取り戻すかのように連続して前年を上回る数字を上げてきたが、ここにきて息切れした格好か。
12RYも残すところあと2カ月。9月に入っても自主米販売は好調というのが全農のアナウンスだが、豊作確定の12年産米で計画外米が安値で相当量出回っており、年度末に向けて自主米が一気に苦況に立つ可能性も。
◆多様な角度から「道産米の優位性」PR(ホクレン)
ホクレンは9月20日、東京中央区の銀座東武ホテルに首都圏及び宮城、長野、新潟、関西中京の卸(東京支店)等91社を集め、「北海道米プレゼンテーションミレニアム」を開催した。
12年産米の取り組みや作柄概況の説明を中心に、道産米のブレンド適性やアンケート調査結果なども報告しながら、府県産米と比べて価格水準の低さを背景にさまざまな角度から北海道米の優位性をPRした。
12年産米の銘柄別作付けは、きらら397が約7万2千ha(59%・30万トン)、ほしのゆめ3万9千ha(32%・18万トン)、あきほ他1万ha(9%・3万トン)など。
18日現在における刈取進度は約40%(主力銘柄=ほしのゆめ70%超、きらら25%)で、現在までのところ入庫数量(集荷)は4万4千トン。計画出荷予定数量がもち米も含め全体で57万トンと大きなボリュームとなっているが、高品質の商品づくりを推進するため1.95〜2oの網目を使用していることから、「予定数量を若干下回る見込み」という。
作況指数「103」と平年以上の作柄確定で、上川農業試験場からも「収量、品質ともに昨年を上回る」とお墨付きをもらった道産米。緊急需給対策の行方が気になるところだが、末端の販売環境から推測すると今年も北海道米の動向は注目を集めそうだ。
◆大詰め迎える需給対策
米需給対策の調整が大詰めを迎えている。9月29日の自主米入札に反映させるため27日までに具体的な対策をまとめ公表するスケジュールで、週末から週明けにかけて最終調整が進む。
市場隔離となる政府米買入がひとつのポイントだが、備蓄運営ルールの厳守を主張する行政に対して、特例で買入枠の拡大(65万トン規模)を要望する農業団体とで綱引きが行われている。
最終的には原則ルールを守る一方、減反拡大の条件付きで増枠となる見通しだが、市況に影響を与えるまで積み上げるのは難しそうだ。
生産オーバー分(見込み)の30万トンのうち15万トンのエサ米処理は既定路線(財源とエサ米需要の問題で上限)。前年と同じ手法で政府米を買い戻すことで同量の政府買入枠を作る。
さらに13年産の減反拡大(5万ha、25万トン分が有力視)を前倒しする格好で買入枠を増やす方向だが、トータルで11年産買入れ45万トンを上回るのは難しい情勢。前年より新米供給は依然として多い。また、12年度で15県が減反未達と既にギブアップしている中で減反強化が可能なのか実効性を疑問視する声も聞かれる。
◆過去最大の15万4千トン上場(第3回自主米入札)
9月29日に実施される12年産の第3回自主米入札の上場数量が過去最大の15万3,618トンで固まった。
前年同期比3万4千トン増で、これまでの最高の上場だった10年産第4回(10年10月12万5,769トン)も2万8千トン上回る。対象は71産地銘柄で、通年玉のほとんどが登場、青森ゆめあかり(3,840トン)、富山ハナエチゼン(216トン)、岡山ヒノヒカリ(346トン)が新規上場される。
銘柄別で最も多いのは宮城ひとめの2万0,640トン、次いで北海道きららの1万5,840トンで、両銘柄とも前年同期上場の2倍。青森産も3銘柄計で1万2,057トンと同3倍強。秋田こまちは1万3,440トン、新潟一般コシは1万トンとこちらも前年を上回る。系統別は、全農系14万8,201トン、全集連系5,417トン。
一気に前回(第2回入札)の6倍もの上場数量となり、4割弱の販売残を出した前回水準から産地が指し値をどこまで変更するかがポイント。直前に公表される需給対策では、値下がりに歯止めをかけるのは難しい情勢。前年同期の入札は上場11万9千トンに対し申込数量倍率は1.3倍、落札率は55%にとどまった。買い手の購入意欲が低い上に、売り手が落札残やむなしと指し値を大きく下げなかったのが要因。今年は11年産の経験を踏まえ、早期販売を目指す産地も多く、前年とは異なった展開もありそうだ。
◆取扱卸と連携強化、産白も拡充強化(新潟経済連)
新潟経済連は、12年産取扱方針として、@新潟米取扱卸との連携強化A産地精米の拡充・強化B量販店・生協等への販売促進活動の強化C特殊栽培米の積極的取扱いD品質保持・低温保管米の安定供給E宣伝活動の強化F玄米輸送単位の変更(個袋9.6トン→10.8トン等)…を挙げる。
全量販売を前提に計画的・安定的に販売を図るため、長期継続的に取扱う卸との連携を強化、入札・相対別数量の目標設定にもとづく契約促進、産地指定に対する柔軟な対応等を進める方針。伸び悩み気味の産地精米(昨年実績3万トン)は、本物志向、品揃え充実などPB産白・フレコン産白・軽量袋産白などのニーズに対応。特栽米は昨年実績(コシ中心に4万8千トン)並みを予定する。
◆12年産販売、11日まで9万6千トン(全農)
全農の河本米穀販売部次長は9月13日、新潟経済連が主催した産地懇談会の席上、12年産の販売について8月末で6万3,000トン(前年同期比1万1千トン増)、9月も11日現在で3万3,000トン(同1万トン増)、11年産と12年産を合計した販売は9月に入り1日1万トン以上(11日は1万6千トン)でまずまずの販売状況になっていると報告。
11年産主食向けは346万トンのうち8月末で301万トン(前年比6万トン増)を販売、契約ベースで現在21万トン弱の残とした。協議中の需給対策については、価格が大幅にダウンした原因は需給が均衡していないためとし、今月27日までに具体的な数字の詰めを行い決定すると説明。
◆7月は猛暑の影響、和風FFダウン(外食調査)
外食団体の日本フードサービス協会(略称JF)が会員社を対象に実施している「外食産業市場動向調査」の今年7月分では、売上高は、全店ベース(新規出店含む)が前年比で103.7%と市場を拡大、既存店ベースでは97.8%と依然低調。
全店ベースは店舗数の増加と客数の伸びが売り上げ増に結び付いており、和風ファーストフード(FF)、ファミリーレストランの中華、居酒屋は出店が目立ち、売り上げ2桁増。
一方、既存店ベースは客数が前年比98.5%とダウン。月後半からの猛暑で売り上げを伸ばした企業がある反面、逆に影響を受けた企業もあった。
売り上げで和風FFが94.4%と下げたほか、前年割れが続いている持ち帰り米飯・回転寿司は95.9%、焼肉も96.6%と振るわなかった。麺類は売り上げ102.4%だった。
◆PB「蔵米」、12年産も現アイテム継続(ダイエー)
大手量販店ダイエーでは基幹PB「蔵米」について、12年産でも現行6アイテムを継続して販売する。
現在は通常価格設定作業を進めている段階で、各産地の生育状況を見ながら9月下旬〜10月上旬にかけ12年産に切り替える計画(11年産は10月14日に一斉切り替えを実施)。商品と産地は以下の通り。
▽新潟コシヒカリ(新潟県上越地区)▽秋田こまち(秋田県仙北、平鹿地区)▽岩手ひとめぼれ(岩手県胆沢地区)▽山形ササニシキ(山形県置賜地区、みちのく村地区)▽山形はえぬき(山形県置賜地区)▽北海道きらら(北海道上川中央地区)。
また「減農薬、減化学肥料栽培蔵米」(新潟魚沼コシ、富山コシ、福島会津コシ、山形コシ)についても大きな変更は行われない計画で、10月中旬〜11月初旬の新米切り替えが予定される。
◆農水省作況103、生産オーバーは20〜30万トン
農水省は9月11日、12年産水稲の9月1日現在における作況指数を全国平均103の「やや良」と公表。生育が早く進んだことや、緊急需給対策を協議する上で生産オーバー分の見通しが早急に求められたことで、特例的にまとめた。
作柄は、北海道、東北、北陸の一部でもみ数がやや少ない地区があるものの、7月以降おおむね天候に恵まれ総じて平年並みないしやや多く、登熟も順調に推移、農業地帯別では関東・東山が106の「良」、東海・中国が104,北海道、東北、近畿、四国、九州が103、北陸が102のいずれも「やや良」、沖縄が99の「平年並み」。今後の変動があるにしても豊作は確定的だ。
10a当たり収量は531〜536kg。推定生産量は940万トン前後で、計画より20〜30万トンオーバーする見通し。青刈り等の収穫前対応を含めた主食用以外に処理が行われる予定だが、前年の17万トンエサ米処理が費用対効果の面で問題ありとの議論も出て、農業団体の出方が注目される。
◆登録検査機関、登録手数料3万円、有効期限5年
食糧庁は、農産物検査法施行令の一部を改正する政令案を公表した。
来年4月1日施行の検査民営化に伴い、米麦以外の農産物の範囲、成分検査の対象、登録手数料、登録検査機関の有効期限等を規定するもので、その内容は、
@米麦以外の検査対象は大豆、小豆、いんげん、かんしょ生切干、そば、でん粉C米穀・麦を対象に成分検査単独の受検を可能B登録検査機関の登録手数料は、新規3万円、更新1万1百円、変更9千8百円C登録検査機関の有効期限は5年D登録検査機関が銘柄の適正な検査を行うために必要な事項に関する情報の照会先に第1種登録出荷取扱業者を規定E施行日は平成13年4月1日F国が補完的に検査を実施する経過措置期間の末日は18年3月31日…など。
同庁(検査課総括係)では、9月22日まで意見・情報を募集、考慮した上で正式決定する。
◆生産調整の強化、政府買入と助成金追加を要請(全中)
全中は9月7日、理事会で緊急需給改善と経営安定に向けた水田営農対策を決めた。12日に要請集会を開く。
対策は、@適正在庫水準に向けた総合的な対策A政府持越在庫の処理対策BMA米対策C豊作分の処理対策D計画米販売の円滑化対策E13年産の生産調整対策F稲作経営安定対策の充実・強化…が柱。
基本計画を上回る60トンの政府在庫の処理を政府の責任で海外援助等で処理するよう要請したほか、MA米が国産米需給に影響を及ぼさない対策。また、生産オーバー分の処理については政府の支援対策の充実・強化と青刈り等の収穫前対応の措置を求めた。
11年産自主米在庫対策については、政府米との交換で加工用仕向等に処理するため十分な支援対策と措置と、13RYでの政府米との協調販売の継続を求めた。13年産生産調整は、現行96万haを継続。13年度の緊急的取り組みの前提として政府買入や助成金の追加対策などのメリット対策を要請した。
◆近年では最も早い検査進捗、8月末で21万トン
食糧庁はこのほど、8月末現在における12年産の検査結果をまとめた。
検査数量は、水稲うるち21万1,595トン(前年比123%)、醸造用606トン(同248%)、水稲もち820トン(同59%)の計21万3,022トン(同122%)。検査実施県は35県で、前年同期より約4万トン増。7月以降天候に恵まれたため生育が促進され、収穫が早まったため。過去5年間のなかで最も多い検査数量になっている。
制度別の実績は、自主米17万6千トン、計画予定米6千トン、加工用米7千トン、計画外米2万3千トン。計画外は前年より約9千トン増、30県で実施され、うち売買取引業者の受検は106トン(前年232トン)。
水稲うるちの等級比率は、1等74.3%、2等22.8%、3等2.54%、等外0.1%、規格外0.3%。1等比率は11年産同期より3.7ポイント高いが、10年産より3.2ポイント低い。2等以下への格付け理由は、カメムシ等の被害による着色粒混入過多が最も多く、全国平均で41.2%。このほか高温による乳白・腹白粒の混入も一部地区で発生している。
主な産地品種の1等比率は、コシヒカリで、千葉86%、三重77%、徳島75%、高知49%、宮崎61%、鹿児島70%。千葉ふさおとめ92%、茨城あきたこまち86%。
◆今夏は94年以来の猛暑(気象庁)
気象庁は9月4日、夏(6〜8月)の気候統計値をまとめたが、94年以来の猛暑だったことが数字で証明された。東北では豊作見通しと同時に稲の生育が1週間から10日前後早まるなど、出回り時期にも影響を与えている。
この期間の平均気温は、南西諸島で平年並みだったほかは全国的に平年より高く、特に北海道、東北、関東、北陸、東海では平年より1.5度から2.0度高いところがあった。輪島(石川県)で3カ月平均気温の最高値を更新した。
降水量は、北海道の一部、関東甲信、九州南部、南西諸島の一部で平年より多かった以外は全国的に少なかった。特に北陸、東海、近畿、中国、四国の瀬戸内側で少なく、平年の60%以下のところがあり、岡山など3地点で最小値を更新。
日照時間は、北海道・九州南部の一部、南西諸島で平年より少なかったほかは、全国的に平年より多かった。特に関東甲信、北陸の一部などでは平年の120%を超えたところがあった。
◆トップはニチメン3,700トン(第2回SBS)
8月29日に行われた今年度第2回SBS入札結果の商社別落札数量の概要(速報値)によると、落札総量のトップはニチメンで約3,700トン。東食(2,800トン)、カーギル(2,400トン)、アンドレイ(2,100トン)、伊藤忠(2,000トン)と続く。
総量でトップのニチメンが落札したのはほとんどが中国産米で、2位の東食は全量中国産米。アンドレイや日商岩井や日進も中国産米に片寄っている。この中国産米は相変わらず人気が高く、数量の多寡はともかくその他商社も多数落札している。
米国産米も前回をかなり上回る商社が落札したものの、1,000トンを超えた商社はカーギル(約2,000トン)、住金物産(1,800トン)のわずか2社にとどまった。
豪州産については、売り手側の方針に変化はなく住友商事(1,100トン)、伊藤忠(600トン)、サンライス(500トン)などが上位。その他商社は100トン程度と小量で落札商社も極端に少ない。
◆約7割が特売日を利用(食糧モニター調査)
食糧庁はこのほど、米の消費量や米に関する意識についてアンケート調査した11年度第2回食糧モニター定期調査結果をまとめた。食糧モニター1,294人を対象に今年2月14日から17日に調査されたもの。
家庭での米の入手方法については、「生産者以外から購入」が57%、「生産者から直接購入」が21%、「両方から購入」が4%、「生産者(親・兄弟等)からもらっている」が18%と、購入が8割以上を占める。都市階級別では、中都市・小都市・町村となるほど直接購入や無償の割合が高い。
生産者以外から購入する層の値段意識は1〜2年前より「少し安い」「だいぶ安い」が半数以上で、米の特売日を利用して購入する人は「たまに購入」36%、「ほとんど購入」30%と約7割に及ぶ。生産者から直接購入する層は、「品質面で安心」36%、「おいしい」23%、「安い」13%などが理由。
◆9月1日現在で作況公表、市況対策早める(農水省)
農水省は、12年産水稲の9月1日現在の作柄概況をまとめ、11日の週の早いうちに公表する予定。
本年産の生育が早まっていることで、急きょ公表することになったもので全国ベースの作況指数が出る公算もある。例年通り26日には9月15日現在の作況指数も公表される。
また、特例的に9月1日現在の作柄概況が公表される背景には、12年産の価格下落が進んでいるため、青刈りを含むエサ処理対策など生産オーバー分の対策を早めに実施することで、下落を回避する狙いがある。
9月1日現在の作況公表を踏まえ過剰対策の具体的な準備に入るほか、国産米の在庫対策も同時に打ち出す(本年度末の国産米在庫見込み280万トン程度で、基本計画より約80万トン増)ことで、9月29日に実施される第3回自主米入札で下落に歯止めをかけたい意向。
13年産の生産調整面積の強化や11年産自主米在庫対策など総合的な対策も調整中だが、どこまで思い切った対策が打ち出せるかがポイント。中途半端な隔離・処理・減反強化では効果が出にくい水準まで在庫が積み上がっている。