3月30日 ◆プリンセスサリーなど4品種登録(農水省)

3月29日 ◆秋田米原料でバラ化製法冷凍米飯(アスカフーズ)

3月28日 ◆年間2万2千トン、うち精米8割(岡山パール)

3月28日 ◆取扱は1万1千トン(長崎パールライス)

3月27日 一般米9万トン、砕精米1万トン上限へ(SBS)

3月26日 判断基準は引下げ率と取引行動(補てん基準の特例)

3月23日 ◆2月販売、今期初の30万トン超(主食うるち)

3月22日 ◆「リベート販売」省令で規制、意見募集(食糧庁)

3月21日 オースト新米は大豊作で170万トン

3月19日 ◆サタケのNTWP50A導入(大阪第一食糧)

3月16日 ◆品種鑑定、マニュアル作成し的確に実施(食糧庁)

3月15日 ◆入札高騰で魚沼コシ特売が激減(近畿量販店)

3月14日 ◆日本水産、スノーパール1,300トンを調達

3月13日 ◆ササニシキ増産へ晩期栽培推進(宮城)

3月12日 ◆カルフール出店加速、課題点克服に注目

3月 9日 12年産食味ランク公表、「A」昇格目立つ(穀検)

3月 8日 ◆庄内経済連、食味・整粒歩合による精算格差導入

3月 7日 ◆魚沼コシ値上げも“含み”のコメント(量販店)

3月 6日 ◆吟醸酒用の酒米「秋田酒77号」期待高まる

3月 5日 米国産米キャンペーン、ダイエー等450店舗参加

3月 2日 ◆表示立入調査、1月は887店舗が不適正

3月 1日 ◆1月は週末ごとの大雪が客数に影響(JF調査)


- 2001年3月30日 -

◆プリンセスサリーなど4品種登録(農水省)

  農水省は3月28日、種苗法による品種登録(146回)を行った。稲部門は、プリンセスサリー・ホシニシキ(農研センター)、夢山水(愛知県)、ゆめおうみ(滋賀県)の4品種が登録された。

 プリンセスサリー(関東172号)は、サリークイーンと関東150号の交配で、耐倒伏性が強い細長粒の香り米。成熟期は中生の晩。

 ホシニシキは(関東181号)は、ホシユタカと黄金晴の交配で、耐倒伏性が強い高アミロース米。成熟期は中生の中。

 夢山水(中部酒97号)は山田錦と中部44号の交配で、いもちに強い酒造好適米。成熟期は中生の早。

 ゆめおうみ(滋賀60号)は、越南135号と滋系51号の交配で、短稈で穂発芽し難く、耐倒伏性が強いうるち米。成熟期は中生の早。


- 2001年3月29日 -

◆秋田米原料でバラ化製法冷凍米飯(アスカフーズ)

 冷凍米飯製造のアスカフーズ(秋田県平鹿町)は使用している原料米全量が地元秋田産。県南産が多く、ユーザーの要望に対応している。

 同社の主力商品であるピラフ類全種に使用しているあきたこまちやあきた39を主体に、ササニシキ、キヨニシキも使う。原料の玄米を秋田県経済連から入荷、グループ会社である秋田精米の精米工場で商品製造に必要な量だけを搗精、隣接する商品生産工場で製品が造られる。

 製造面での特徴は、直火丸釜炊飯ののち、米一粒一粒を凍結し、解凍後も炊きたてのご飯の味と同じ味に仕上げるIQF(バラ化)製法の採用。今月開催された国際食品展フーデックスにおいてもPRした。


- 2001年3月28日 -

◆年間2万2千トン、うち精米8割(岡山パール)

 岡山県経済連が米卸部門を独立させた新会社の岡山パールライス梶i資本金2億円)が4月から営業を開始するが、初年度の販売量は精米・玄米合計2万2千トン(精米が8割で、うち無洗米は3割)、販売額は65億円を見込んでいる。

 本社所在地は県経済連精米工場のある都窪郡清音村柿木。JAS法完全適用に時期を合わせ「包材(米袋)リニューアルキャンペーン」を展開。

◆取扱は1万1千トン(長崎パールライス)

 長崎経済連は2月20日、長崎パールライス鰍設立した。全農との統合に伴うもので、4月1日から営業を開始する。事業内容は当面、米の卸業務となるが、先々は米の関連事業(レトルト等)や一般食品の取扱も念頭に置いている。

 会社概要は▽代表取締役社長=林田守氏(経済連常務)▽所在地=諌早市永昌東町26−1、電話=0957−22−2736、FAX=0957−22−2740▽資本金=8千万円▽取扱数量=1万1,200トン(玄米4千トン、精米7,200トン)。


- 2001年3月27日 -

一般米9万トン、砕精米1万トン上限へ(SBS)

 米穀の基本計画で13年度SBS輸入(売買同時契約方式)の総量は10万トンと前年度より2万トン削減することを決定したが、一般米枠9万トン、砕精米枠1万トンをそれぞれ上限とすることを3月26日、商社に説明した。4月にも詳細が決まる。

 また、削減する2万トンの扱いは需要を把握しつつ対応、さしあたり5千トン程度は夏頃までにMA一般入札に組み入れる考え。SBS米の表示に関してはJAS法を順守した流通の必要性に言及している。回数は、年4回程度平均的に行われる。12万トン枠のなかで、砕精米は10年度1万1,940トン(10%)、11年度2万1,710トン(18%)、12年度3万0,195トン(25%)とシェアを伸ばしている。

 昨年、砕精米については本来の目的以外の主食向け横流れ防止のため、@一般米枠と砕精米枠の按分方式を予定価格をクリアした有効札のみカウント(従来は申込数量按分)A砕精米の完全粒混入率の最高限度を10%から5%に引き下げB用途外使用の罰則規定を卸・加工業者にも適用…と仕組みを改訂した経緯がある。


- 2001年3月26日 -

判断基準は引下げ率と取引行動(補てん基準の特例)

 稲経対策は特例的な対応として、生産調整の緊急拡大に取り組み達成した地区(集落単位)については、適切な入札価格形成への取り組みを前提条件に、13年産補てん基準価格を同水準としたが、このほど開催された米情報委員会でこの判断基準が明らかにされた。

 具体的な実施方法は@著しい価格の引下げ(全国資金運営委員会)A不適切な入札取引行動(自主米センターの取引監視委員会)…の2点から判断し、抵触した産地銘柄の売り手から事情説明を求めた上、資金運営委員会の議決で適用する補てん基準価格を決める。前提条件に満たない場合は、原則通り直近3カ年平均価格となる。

 4月下旬に開催予定の全国資金運営委員会で正式決定する。著しい価格の引下げの判断基準は「補てん基準価格、希望上限価格、前年産通年価格及び前回入札価格のいずれかに対する引下げ率が、上場銘柄平均の原則2倍以上」、不適切な入札取引行動は「他の売り手と共同して希望価格を決定・希望価格をセンター以外の者に知らせることなど入札取引に不適切な行動について取引監視委員会の議決を経た場合」とそれぞれ定義している。13年3月から14年3月までの入札に係る上場銘柄(各回毎)が対象。


- 2001年3月23日 -

◆2月販売、今期初の30万トン超(主食うるち)

 食糧庁は2月分の主食用米穀(うるち米)の販売・売却数量(速報値)を自主流通米30万2千トン、政府米5千トンの計30万7千トンとまとめた。

 自主流通米は全農がアナウンスしているように、前年同月の実績と比べて5万3千トン増(前年比121.3%)となり、単純な数字だけを取ってみれば順調に回復。累計で19万3千トンの増加となっている。1カ月単月で30万トンを超えたのも今期初めて。

 問題はやはり「産地銘柄別の販売進度にある。低価格帯の玉から消化されているのは間違いなく、今後はそのアンバランスがどう解消されるのか」(系統筋)にある。

 調整保管24万トンに上乗せする話が水面下で行われており、今後はその動向が焦点となる。一方の政府米は4〜5千トンのペースに変化はなく、業務用筋への固定分をそのまま維持している恰好。


- 2001年3月22日 -

◆「リベート販売」省令で規制、意見募集(食糧庁)

 食糧庁は、リベート販売に一定の規制を行うため登録業者の遵守事項に「不当に、売渡し等を行う者(販売先)に対して、割戻しその他特別の利益の提供をしないこと」の一項を加える食糧法施行規則の一部改正案を示し、3月28日まで国民から意見・情報を募集している。

 同庁は、近年市場におけるコメ供給過剰基調を反映して、登録業者が自主米を売り渡す際に買受者に対して割戻金を支払う販売行為(リベート販売)が行われているとした上で、リベート販売により不透明に価格が形成され、需給実勢を反映した価格形成が図られなくなるということは食糧法に反するとし、リベート販売について一定の規制を行い、自主米・政府米の適正な価格形成を図るとしている。

 具体的には、食糧法施行規則第25条第2項、第34条第2項、第50条第2項及び第60条第2項で、第1種・第2種出荷登録、登録卸売・登録小売−すべての登録業者の遵守事項に冒頭の項目を加えるもの。

 改正案に対する意見提出は、食糧庁企画課総括係まで郵送か、FAX「03−3591−1648」、電子メール「comme_syokuryo@syokuryo.maff.go.jp」で。意見・情報を考慮して決定する。


- 2001年3月21日 -

オースト新米は大豊作で170万トン

 商社筋によると、オーストラリア2001産は早期米の収穫が始まっているが、大豊作で生産見込みは170万トンとさらに上方修正されている。1月時点で141万トン、2月時点で150万トンの見通しだった。

 高温の日が多かったため、品質への影響も懸念されるが、サンプルを見ないと判断できないという。コシヒカリの収穫が本格化するのは4月に入ってから。コシヒカリは作付面積が減少しているため豊作でも前年産を下回る見通し。オープスは増加の見込み。


- 2001年3月19日 -

◆サタケのNTWP50A導入(大阪第一食糧)

 椛蜊繿謌齔H糧(大阪・八尾市)は泉佐野精米工場に、サタケ製作所製のNTWP50A「ネオ・テイスティ・ホワイト」を導入した。今月いっぱいは試験運転を続け、4月より本格作動させていく計画。

 現在のところは商品企画案を詰めている段階で、同社ブランドである「タワラ印のハイゴールド」へのラインナップが予定される。

 また併行して長崎屋(東京・中央区)関西地区店舗向けの、無洗米商品企画も進行中。商品はすでに設置ずみのスーパージフライス製で、2キロ小袋(スタンディングタイプ)3〜4アイテムを予定。


- 2001年3月16日 -

◆品種鑑定、マニュアル作成し的確に実施(食糧庁)

 食糧庁は、「品種鑑定(検査)は的確に行っており、疑念があるようなものはチェックして、品種として判定していない」と説明する。自家採取の種子で形状が変わってしまったものや、種子購入ミス(種苗業者の間違い)、申告ミスなどで品種認定しなかった例が過去にあるという。

 同庁では、品種鑑定に際して「品種関連情報の把握」「品種特性・特徴の把握と鑑定訓練」「品種鑑定方法」など鑑定マニュアルを作成し対応している。

 鑑定の前に、@生産者別の種子更新状況A生産者別品種作付面積・出荷契約数量と品種別受検予定数量B個人・共同調製施設別の品種別管理状況(種子・苗・収穫、乾燥、調製の作業工程ごとの品種別管理状況・方法)−など品種関連情報を収集した上で、C外観的形質D粒形(大小・形)E色沢等の特徴(色沢、皮部の厚薄、心白・腹白、被害粒、縦溝の深浅と箇所、胚の大小と形、粒揃い)F品種固有の特徴とその年の作柄…の鑑定項目について、粒個々・粒群・同系品種との違いなど、双方の観点から分析。

 異品種の混入がないこと、品種の特性・特徴が明確で疑念の余地がないこと、種子や作付状況など関連情報と矛盾しないことの全てを満たすことを確認条件としている。生産者が納得しない場合は、DNA鑑定も行うことになっている。


- 2001年3月15日 -

◆入札高騰で魚沼コシ特売が激減(近畿量販店)

 大阪、神戸など近畿地区量販店店頭では10日〜12日にかけて、仕入価格改定に伴う影響が見られる。

 入札で高騰した魚沼コシについては特売指定が激減しており、5キロ3,580円〜3,980円の価格帯に落ち着いた。

 店舗により誤差はあるが大手のダイエー、ジャスコ、マイカルで3,680円周辺、中堅量販店で3,780円周辺、百貨店で3,980円周辺となっている。散発的な特売は見られるものの、ひと頃の10キロ2,980円などの破格値玉は姿を消した。

 ただし「1週間は様子見。反応が悪ければ再考する」(大阪)との意向を持つバイヤーが多く、今週末17日(土)〜18日(日)の動きに注目。


- 2001年3月14日 -

◆日本水産、スノーパール1,300トンを調達

 日本水産はアミロース含量が少なく、低い温度帯での耐老化性が強い特性を持つ品種「スノーパール」を秋田(大潟村)及び福島両県の農家との契約栽培により特定数量を買い上げている。玄米調達で、大潟村からは計画外米、福島産は自主米。搗精は米卸に委託している。

 日本水産では12年産の仕入れ量は1,300トンで、13年産も同程度を予定。「1年間でかなり定着してきた」と用途適性の認知度向上を指摘。

 自社冷凍商品のいなり寿司としゃり玉の原料にスノーパール100%を使用しているほか、チルド寿司を販売するコンビニエンスストアやスーパー、さらには冷凍食品メーカーにも供給、ブレンドでも使われている。日本水産の買い付け価格は、秋田・大潟村産があきたこまち、福島産はひとめぼれを基準に設定している。


- 2001年3月13日 -

◆ササニシキ増産へ晩期栽培推進(宮城)

 宮城県、全農みやぎはササニシキ生産支援のため、田植え時期を遅らせるなど晩期栽培を推進していく計画。県内JA、生産農家に対して「晩期栽培こよみ」を配布して、具体的な栽培指導を行っていく。対象となるのはササニシキ、みやこがねもち2銘柄で、倒伏被害、高温障害、障害型冷害を回避させることが目的。

 栽培ポイントとしては@育苗期間の温度管理に注意A基肥はひとめぼれより2割程度減肥B種まき=4月30日頃C田植え=5月20日頃D出穂期=8月14日頃E成熟期=10月1日頃F倒さない稲づくり…他が示される。

 田植え時期を遅らせることにより▽登熟期の高温を避け乳白、腹白粒の発生の軽減▽成熟期を遅くさせることで、秋雨を避け発芽被害を軽減…などのメリットが期待出来るとする。

 ササは業務用ブレンド米としての需要が高く、毎年のように卸、コンビニ、外食企業から増産要請が出されている。しかし冷害、倒伏に弱いなど栽培が困難なため、生産農家から敬遠され気味。ただ13年産に向けては消費地卸(首都圏、近畿)から東北各県に、大口納入の話が持ち込まれてきており、宮城の他、岩手、山形でも支援政策が検討されている模様。


- 2001年3月12日 -

◆カルフール出店加速、課題点克服に注目

 日本国内への多店舗展開を進めるカルフール・ジャパンは、大阪和泉市、箕面市に続き東大阪市へも出店する。オープン予定は2003年秋。

 店舗面積は約2万平米(スーパー部分は1万5,000平米)が見込まれ、専門店などテナント入居も予定される。納入卸は和泉市の光明池店と同じ、木徳神糧、日本マタイ、幸福米穀など4〜5社となる見込み。

 ただ幕張店、南町田店など出店済み店舗について、▽ナショナルブランドが欠落するなど、全体的に品揃えが薄い▽精米商品は40〜45アイテムと圧倒的ボリュームだが、今ひとつ特色がなく価格も平凡である▽売り場メンテナンスが行き届かず、欠品や陳列の乱れが目立つ…等の指摘が出ていることから、商品政策など大幅な変更の可能性もある。

 南町田店で確認したところ(7日夕方)、欠品は目立たなかったが陳列の乱れは是正されておらず、棚によっては埃が溜まるなど問題を残している。


- 2001年3月9日 -

12年産食味ランク公表、「A」昇格目立つ(穀検)

 穀検は3月7日、12年産米の食味ランキングを公表した。

 特徴は@Aランクに昇格した産地品種の増加A九州産がランクアップB全般的にタンパクが少ない傾向−など。作柄がよく、台風がなかったこと、栽培技術が向上(肥料の与え方など良質米栽培指導の徹底)したことなどが要因と分析している。

 本年産米の評価対象銘柄は140産地品種(11年産142産地品種)で、うち新規は3産地銘柄。11年産・12年産とも評価対象となった137産地銘柄のランク評価は、特A11(前年差変わらず)、A75(同+11)、A’51(同▲11)、B・B’ゼロと、前年同様に基準米・滋賀湖南産日本晴より「やや劣る」「劣る」と評価されたものはなかった。

 基準米より「良好」とされるAランクが11産地銘柄も増加(18増、7減)した。青森中弘南黒つがるロマン、岩手県中ゆめさんさ、山形内陸ササ、栃木県北ひとめ、千葉県南ひとめ・ふさおとめなどが昇格する一方、岩手県南ササ、庄内ひとめなどが基準米と同等のA’に降格。

 一方、「特に良好」とされる特Aは、新潟岩船コシが昇格、同上越コシがAに降格となっている。その他の特Aは、岩手県南ひとめ、宮城県北・県中ひとめ、秋田県南こまち、庄内・山形はえぬき、会津コシ、魚沼コシ、佐渡コシ、富山県西コシで、前年と変わらず。

 新たに対象となった3産地銘柄は、長野東信コシ・佐賀南部佐賀18号はAランク、鳥取県西おまちかねはA’になった。佐賀18号はキヌヒカリとひとめぼれ交配の新品種で、「夢しずく」の名称が付く見通し。作付けは12年産280ha、13年産計画1,000ha。


- 2001年3月8日 -

◆庄内経済連、食味・整粒歩合による精算格差導入

 庄内経済連は13年産米から食味・整粒歩合による精算格差を設定する。

 はえぬき、ひとめぼれ、ササニシキの1等玄米を対象に、@整粒歩合80%以上と未満のもので300円の格差設定A玄米タンパク含有率7.0%以下と7.1%以上のもので200円の格差設定B整粒歩合80%以上、タンパク含有率6.7%以下となったもので別仕分けをしたものについては別販売をし、販売メリット分を加算、該当生産者に別途支払う(300円+200円+αとなる)。

 格差金の財源は、銘柄別に共同計算の中で確保(銘柄別に1〜3等から一定額を拠出して、基準をクリアした人に格差金として加算)。ただし、倉庫入庫者と施設利用者との間の財源負担の平等性を確保するため、精算格差部分のみ倉庫入庫と施設とを分けて共同計算を行なう。


- 2001年3月7日 -

◆魚沼コシ値上げも“含み”のコメント(量販店)

 第8回入札で3万円超も聞かれ大幅上げとなった魚沼コシだが、卸、量販店など流通段階の大きな混乱を招いている。卸は「上げ幅は予想以上の水準で値上げは当然だ」(近畿大手)を前提として、先月末から量販店と改定交渉を進めている。

 量販店側も「卸の希望をそのまま受け入れる訳にはいかないが、事情が事情だけに値上げには応じる」(大阪A店)と、キロ100円前後は“基本的に”受け入れている。

 しかし問題となるのは店頭価格への転換。「大阪周辺では5キロ2,980円〜3,280円が中心価格で、急な値上げは消費者に受け入れられるか疑問だ。個人的には店頭価格の値上げは無理だと思うが、相場の事情もあり卸と調整の上で落とし処を探る」(同)と含みのあるコメント。さらには「仕入値改定から計算して5キロ3,900円〜4,200円を考えているが不安要素が多い。

 値上げが即売上不振に直結する恐れが大きいし、また値上げ理由も説明しにくい。対応を誤ると精米商品への不振感を助長するだけに難しい」(大阪B店)との声も聞かれる。全体に仕入価格値上げは確実ながら、店頭売価に転換するまでに波乱がありそうな雰囲気である。


- 2001年3月6日 -

◆吟醸酒用の酒米「秋田酒77号」期待高まる

 秋田で開発された吟醸酒用の酒米新品種「秋田酒77号」に県内の関係者は期待を寄せている。千粒重やタンパク質含有量が山田錦と同程度という研究データが出ていることに加え、山田錦よりも良く溶ける消化性の高さも指摘されている。

 県醸造試験場では「いまの吟醸酒の造り方は山田錦に合わせたもの。新しい性質の米で造る場合、その米に適した製造方法を確立することが課題」と、今後の現場での対応が大事と話す。

 「秋田酒77号」で仕込んだ醸造試験は、平成13年度は規模が拡大され、県内の酒造メーカー約20社が取り組む。県内での作付けについては、県では奨励品種に採用されるまでには時間を要するが、試験結果を見ながら出来るだけ早い時期に広く一般作付けを行ないたい考え。3月には品種登録の申請を予定しており、ネーミングも近く決まる。


- 2001年3月5日 -

米国産米キャンペーン、ダイエー等450店舗参加

 近畿地区を中心にしたアメリカ産米の販売攻勢が激しい。3〜4月に行う現金をプレゼント(1万円100名、5千円200名)するキャンペーンには、近畿地域の量販店約450店舗が参加する。

 加州産のコシヒカリ、あきたこまち(いずれも3kg・5kg)を販売するもので、シージーシー関西本部(約100店舗)、ダイエー(同100店舗)、イズミヤ(同60店舗)、オークワ(同120店舗)、平和堂(堂60店舗)などで展開する。

 なおUSAライス連合会によれば、予想以上の反響があるとして参加企業募集を1カ月延長して今月末まで受け付ける。


- 2001年3月2日 -

◆表示立入調査、1月は887店舗が不適正

 精米表示の適正化を推進するため、1月に食糧事務所が立入調査した実施店舗は6,519店舗で、うち887店舗が不適正だった。

 12RYからの累計は、調査8万1,863店舗、うち不適正1万6,361店舗(20%)となっている。主に認証等を受けずに3点表示、精米年月日もれなど。食糧庁は、今年2〜3月を精米表示取組強化期間として店頭精米価格に着目した表示の実態調査、立入検査を実施中。


- 2001年3月1日 -

◆1月は週末ごとの大雪が客数に影響(JF調査)

 外食団体の(社)日本フードサービス協会(JF)が会員社を対象にまとめた「外食産業市場動向調査」の今年1月度は、既存店ベースでの売り上げは全体で前年同月比95.4%(客数95.5%)。昨年より土曜日が1日少なかったことと週末の大雪が響いたとしている。

 業態別の売り上げでは、和風のファミリーレストランが101.0%(客数99.5%)と健闘のほかは減少。客数101.9%の持ち帰り米飯・回転寿司も売り上げは98.6%。

 一方、新規出店を含んだ全店ベースは、全体の売り上げは101.4%と市場を拡大。新規出店意欲が依然旺盛で店舗数は104.3%だが、客数は102.0%と店舗数の伸びを下回った。客数の伸びが低かった理由については週末ごとの大雪を挙げ、特に首都圏を中心に東日本で影響が大きかったとしている。