2月26日 ◆米穀店支援組織、「和穀の会」発足(鰍ヘくばく)
2月20日 ◆産直動機「信頼・おいしさ」、大半が親類・知人から
2月19日 ◆1月販売25万3千トン、連続の前年割れ(主食うるち)
2月18日 ◆計画米395万トン、計画外42万トン(1月末検査)
2月12日 ◆14年産米でひとめぼれを試験導入(宮崎早期米)
2月 1日 ◆NTWP特許権侵害事件、サタケ勝訴(大阪地裁)
◆1期作の田植進捗は5割程度(沖縄・八重山)
沖縄・JA八重山郡で14年産米第1期作の作付が始まっている。「早い人が一部いるが、一般でも今月中旬から開始、半分程度が終わっている」という。
13年産米より総体的に10日程度早進化させており、9割方を6月いっぱいで終わらせる考えだが、最終的にも10日早い7月10日を目指す。
同管内の1期作の作付は12年産米(370〜80ha)並みになる見込み。試験的にミルキークイーンも作付されているが、ひとめぼれがほとんどを占めることに変わりはない。
また、同JAは13年産米の2期作から民営検査に移行したが、14年産米は1期作から全量をJA検査で行う。新規に検査を始めるのは2期作におけるJA伊平屋村と伊是名村。なお、銘柄検査は14年産米もひとめぼれとチヨニシキの2銘柄。
◆パールライス山形、無洗米好調で設備増設も検討
パールライス山形は山本製作所の無洗米製造設備(加工処理能力・毎時500キロ)を昨年6月に稼働し、家庭用商品は県内では量販店、農協、小売店を中心に独自PB商品「そのまんまたけるくん」で2キロと5キロで販売、県外ではスーパーのユニーにコシヒカリの産地精米を供給、5キロで定番商品となっている。
月間約100トンを製造しているが、供給能力を高めるため設備増設を検討中で、14年度で計画したい考え。設備の加工能力の関係からも業務用の本格供給はこれからで、地元での需要を見据えて対応する考え。
◆米穀店支援組織、「和穀の会」発足(鰍ヘくばく)
鰍ヘくばくはこのほど、“販売意欲・拡大意欲の高い、やる気のある米穀店”を支援する「全国和穀の会」の設立を発表、現在、全国六都市で発足説明会を開催している。
「和穀の会」は穀類を基本とした和食の復権と、それを支える米穀店の活性化を目的に、販売ノウハウの提供、情報の発信・交換や、専用商品の開発などを行うもので、入会金や会費などは不要。同社では充実した支援を実現し、会を責任もって運営するため、4月に別会社釜a穀の会を設立するという。
2月24日に東京で行われた関東ブロックの説明会には約250人の米穀店経営者が参集。同会のコンセプトやインターネットを活用した情報交換の仕組み、同社が提供する販促支援・専用商材などが説明された。
説明会はこのあと3月3日に名古屋、3月10日に大阪で開催される。参加申し込み、問い合わせは鰍ヘくばく・営業企画本部(0556−22−8921)まで。(鰍ヘくばくのホームページhttp://www.hakubaku.co.jp/hakubaku.htm)
◆6銘柄が値下げされたが、裾物はむしろ小締まり
2月22日に13年産第10回自主米入札が行われた。申し込み数量倍率は前場で1.9倍だったものの、最終的には1.6倍にまで落ち込んだ。全体の落札比率は95%で前場だけの比率と変わらなかった。
指値下げによって約100円以上値下がりしたのは秋田、福島産ひとめぼれ、福島3地区産コシヒカリ、長野あきたこまち、宮崎ヒノヒカリの6銘柄。100円以上値上がりしたのは山形あきたこまち1銘柄だけだった。
しかし、1円刻み、10円刻みの上げ下げでは、北海道、青森産米をはじめとして小幅上がった銘柄の数が小幅下げの数をかなり上回っており、とくに裾物に対しては小締まり気配も出てきている。
◆MA一般入札、今年度もアメリカが5割
今年度第6回(最終回)MA一般輸入米入札が2月19日に行なわれ、16万7千トンが落札。平均落札価格はトン当たり4万0,319円だった。
産地国別落札数量はアメリカ9万5千トン、オーストラリア1万9千トン、中国9千トン、タイ3万9千トン、ベトナム5千トン。ベトナム産は契約国を指定しない価格条件優先のグローバルテンダーによるもの。
今年度の一般輸入米は合計で約58万トンになり、産地国別ではアメリカが29万9千トンと従来と同様に5割を占めた。砕精米の落札はうるちで合計6万7千トン。MA米の輸入量は当初計画の玄米ベース76万7千トンになった。
◆安心システム米を使った「全農ぴゅあ弁当」発売
全農は食材にこだわった「全農ぴゅあ弁当」を2月21日からJRの東京と上野両駅構内の鞄本レストランエンタプライズの店舗で発売。
「とんかつ弁当」「チキンステーキ弁当」「鶏づくし弁当」の3種類。「国産の良い食材を使った弁当を届けたい」と語る。当面、1日300食を販売する。
米は全農が作っている「全農安心システム」で認証を受けた減農薬・減化学肥料栽培の宮城産まなむすめを使う。安心システムとは、全農が取り組む農産物検査・認証制度。生産者が栽培記録等を記帳し、生産・流通過程の履歴を情報開示できる仕組み。
食べ物への消費者の安全、安心の意識が高まっており産地の信頼度向上に努めていく。米はこれまでに秋田、岩手、宮城、茨城各県9産地が認証済み。新潟などでも現在審査中。今回採用のまなむすめはJAみやぎ登米の農家が作る米。
◆産直動機「信頼・おいしさ」、大半が親類・知人から
食糧庁が実施した意識調査で、農家から直接購入している消費者の動機は「信頼・安心感」「おいしい」が上位を占め、きっかけは「友人・知人」、「親・兄弟・親戚」で8割に達し、今後も9割がその購入量を変えないとするなど、固定的な計画外米の実態が浮き彫りになった。
今年1月、全国の消費世帯7,710人を対象(回収率98.8%)に実施したもの。米購入者6,516人の購入先は「量販店」57%、「農家から直接」32%、「米穀専門店」22%。農家から直接購入する場合、「直接取りに行く」47%、「直接届けてくれる」46%と拮抗し、「宅配便」は7%どまり。
直接買う理由(複数回答)は、「銘柄等で信用でき、安心感がある」63%、「おいしい」60%、「価格が安い」33%、「有機・無農薬」10%。直接農家から買うようになったきっかけは、冒頭のように身近に農家がいるケースがほとんど。新聞チラシは1%(19人)、インターネットは0%(3人)だった。
◆1月販売25万3千トン、連続の前年割れ(主食うるち)
食糧庁は2月18日、1月分の国内産主食用米穀(うるち米)の販売数量(速報値)を自主流通米24万2千トン、政府米1万1千トンの計25万3千トンとまとめた。
前年同月実績と比べると自主米1万7千トン減、政府米6千トン増で、合計では今期に入ってから3カ月連続で前年実績割れ(▲1万1千トン)となった。
計画流通米の集荷見込みから計画外米の総量はほぼ前年並みであり、需要量が変わらないとすれば「販売の中身に変化が出ていることになる。それともこれから自主米が挽回していくのか。あるいは別の原料米に置き代ってしまうのか」(卸関係者)という懸念も。
◆計画米395万トン、計画外42万トン(1月末検査)
食糧庁は1月末現在における13年産米の検査実績を436万6千トン、前年比94.5%とまとめた。
計画米(予定米含む)は、395万トンで前年同期より37万トン減。逆に計画外米は42万トンで、同12万トン増になっている。検査数量から本年産の計画米集荷見込みは440〜447万トン程度と推定される。今年は5万トン多いか少ないかの水準が調整保管の数量と効果に微妙に影響しそうだ。
◆今年度第6回MA一般米入札、19日に実施
今年度第6回MA一般輸入米入札は2月19日に行なわれる。予定数量は16万6,976トン(実数ベース)。これにより本年度での累計は57万9,969トン(同)となる。
実施が例年に比べ遅れることになったが、食糧庁では「国内の方にも影響のないようにやっていきたい」としている。
包装容器の規格基準違反問題を受けて食糧庁は、今後輸入される米については輸入に際して規格基準に適合した包装容器を使用している旨の証明書の提出を輸入業者に義務付けており、より厳格な検査が実施されることになる。
◆朝つゆ、あやひめなど品種登録出願
種苗法に基づく品種登録出願が2月13日付け官報で公表された。
稲部門(カッコ内は出願者)は、▽朝つゆ(農業技術研究機構)▽シルキーパール(同)▽あやひめ(北海道)▽ヒカリ新世紀(富田因則・鳥取大学農学部)▽なつしずか(静岡県)…の5品種。
朝つゆ、シルキーパール、あやひめは流通業界で注目を集めている低アミロース米。
◆期間延長でキャンペーン積極展開(福島経済連)
福島経済連は2月8日、千代田区大手町のKKRホテル東京で平成13年度「福島米を育てる会」の総会を開き、13年度の事業報告及び14年度の事業計画等を全会一致で承認した。
今年度の事業計画の中で注目されるのは、会員卸からの要望に対応して、参加する卸や小売店にも目に見える特典が付くような形に変更。そのために「福島米販売協力店会(仮称)」発足の準備委員会会議を設置した。
また生産面では「値頃感のあるコメを作って欲しい」という要望についても、同県で初めて開発した品種「ふくみらい」で対応すると説明。14年産で約300ha、15年産では「本格的な作付拡大を図り、コマーシャルベースに乗せたい」考えを示した。
今年度のキャンペーンに関しては、3月15日〜4月30日までと前年度より期間を延長して実施。「福島の米、おいしい元気プレゼント」と銘打って電車の中吊り・雑誌広告、TV・ラジオCM等々、さまざまな形でサポートして積極的に展開する方針。
◆14年産米でひとめぼれを試験導入(宮崎早期米)
宮崎県の早期米はコシヒカリときらり宮崎が主体に作付されているが、JAS表示などに絡んできらり宮崎は使いづらいという見方が広がっている。
商人系の集荷筋は14年産米でひとめぼれを10ha程度作付する考え。「あきたこまちは10年近くやっているが、食味が上がらない。ひとめぼれは沖縄で作付されているし、あきたこまちより宮崎の気候に合う。沖縄ひとめぼれは見面が良く、宮崎で作れば食味も沖縄を上回るはず」と期待する。
課題はコシヒカリより早く収穫が出来るかということ。あきたこまちは実証されており、ひとめぼれも「1週間早ければベストだが、5日も早く出来れば大規模農家が対象なので調整などの面でも助かる」という。
県の普及所などの協力を得て、14年産米の結果を基に15年産米以降を検討する。順調にいけば沖縄、宮崎、千葉のリレーが出来ると話す。また、価格はコシヒカリより若干安いところを念頭に置いている。
◆JT開発の「いわた3号」、岡山での栽培が定着
日本たばこ産業(JT)が開発した「いわた3号」(葵の風とあきたこまちの交配)の主要産地、岡山県では3農協が同品種を栽培。
JAかさやでは13年度は80haで作付けを行い332トンを生産。生産した米はJTが販売を担当。岡山県内では備前食糧が調製した商品が地元の「天馬屋ストア」で「さえり」の商品名で販売。関東方面では三多摩食糧が精米した商品が低農薬栽培米「BE−Natural」の商品名で生協で販売。
同品種はコシヒカリ並みに小粒で良食味なのが特長。栽培面では、藁が硬く、穂いもち抵抗性が強く倒伏しにくいなど生産者にとって作りやすいとされる。収量はやや少ない。
JAかさやでは14年度の栽培目標を前年並みとしている。農協の売渡価格はJTとの契約で自主米入札における県産コシヒカリの加重平均価格を基準に設定。
◆三井化学、ハイブリット米の種子を本格販売
三井化学は育成した多収で良食味のハイブリッド米の「みつひかり2003」と「みつひかり2005」の種子を本格販売する。極晩生品種で、栽培適地は関東以西。反収は12〜13俵が見込まれる。
今年は関東や九州を重点に1,000〜1,500haで栽培を行い7,000〜1万トンの米を生産したい考え。種子販売は将来は農協系統による拡販に期待する。事業推進に向け生産した米の販売では業務用市場を狙う。農協系統や商社系をはじめ卸の取り組みが注目される。
外食全般に向く「2003」の市場浸透が先行するとみる一方、さらに良食味の「2005」は粘りや甘みがあり、ご飯が冷えても食味が落ちないため中食向きとも。栽培面では「2003」は倒伏しにくく、イモチ病に強いのも特長。毎年種子更新を行なうため生産調整下でも適するとしている。
◆無洗米協会、認証マーク付き製品のPRを強化
全国無洗米協会は2月5日開催した年度総会で、今年度の活動方針として、協会認証マークが付いている製品とそうでない製品との差別化を消費者にPRしていくことを決めた。
同協会では、無洗米と言えない程ぬかが残っている製品が店頭で販売されているとし、店頭に並んでいる製品について抜き取り検査を行い実態を明らかにしていく考え。協会では現在、テレビCMで協会マークが付いている製品とそうでない製品との品質の差をアピールしている。
今年度ではまた、広報活動に注力し、セミナーの開催や無洗米に関する本の出版などにより無洗米に関する知識の啓蒙に努める方針。
総会の役員人事では、これまでの7名の理事全員が再選され、理事会で稲垣辰彌氏を理事長に再選した。また、専務理事も岸永三氏を再選。役員の任期は2004年2月までの2年間。
◆宮崎の無洗備蓄米、取扱店も拡大
宮崎で取り組まれている備蓄米を使った無洗米。県内4卸(宮崎経済連直販、宮崎第一食糧販売、宮崎米商、みやざきライス)が販売を初めて1カ月が過ぎ、「96店舗で置かれている。評判も良く、近いうちに150店舗程度になると思う。テレビ、新聞などに取り上げてもらっており、さらに定着を図っていきたい」(食糧事務所)と話す。
県産ヒノヒカリによる備蓄米(9年産)5割+13年産自主米5割のブレンドで、形態は2.4キロ1千円という1種類だが、今後は「5キロ、10キロ袋を増やして欲しいという意見もある。
また、備蓄米の中身についても検討していく必要がある」との認識。1カ月の販売状況は試し買いで1千数百袋と見られ、リピートが期待されている。なお、無洗米装置を導入しているのは宮崎第一食糧と宮崎米商の2社。残り2社は委託搗精による対応。
◆ホクレン、ファンケル共同開発「発芽米」を宣伝
発芽玄米を新発売するホクレンは2月1日〜2日、東京・お米ギャラリー銀座で開催した「北海道みんなの『ほしのゆめ』フェア」で「ホクレン発芽米」(ファンケルとの共同開発)を試食販売で宣伝、来場者の関心をひいた。
「ほしのゆめ」を使用した同商品は700グラムで価格は900円(税込み)。会場では450円で販売も行なわれた。コープとうきょうを始め全国販売される。販売目標は年間1億円。
会場ではまた、「ほしのゆめ」1キロが400円(税込み)、「無洗米ほしのゆめ」2キロが900円(同)、「減農薬栽培米・妹背牛町産ほしのゆめ」450グラムが250円(同)で販売。減農薬栽培ほしのゆめは妹背牛町クリーン農業推進協議会が栽培し、JA妹背牛町が確認したもの。赤飯やおはぎに最適の「おてがるもち米」の試食販売や米加工品も展示。
◆NTWP特許権侵害事件、サタケ勝訴(大阪地裁)
1月31日、大阪地方裁判所は東洋精米機製作所がサタケを提訴していたNTWP(ネオテイスティホワイトプロセス)特許権侵害差止請求事件に対して、原告の請求を却下する判決を下した。
平成12年7月、サタケのNTWPがトーヨーの「洗い米」特許を侵害するとして起こされた事件で、通常の審理のほか、13年10月に実機による立会試験が行われていた。
判決は、サタケの主張を認め、争点の「洗浄」及び「除水」についても、「NTWPはトーヨーの特許と明らかに技術内容が異なる」との見解を示した。