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9月30日 ◆全国作況101、北海道は94「不良」(農水省) 9月27日 ◆良食味「夢ごこち」、量販店で扱い拡大 9月26日 ◆東光食糧、エレベータークリーナー装置を設置 9月25日 ◆全農岩手、14年産18万トン販売計画(産地懇談会) 9月24日 ◆8月販売、30万1千トンに(主食用うるち) 9月20日 ◆第4回入札54銘柄9万9千トン上場、通年玉出揃う 9月19日 ◆レトルト食品フェアを開催(日本缶詰協会) 9月18日 ◆米加工技術、DNA判別など公開講演会(食総研) 9月17日 ◆乳白等で2等約3割、計画外検査5万トン(8月末) 9月13日 ◆食材卸の尾家産業、PBで無洗米3種類販売 9月12日 ◆最大規模の無洗米工場が完成(トーヨー) 9月11日 ◆業界は製造日表示、消費者は精米日表示で平行線 9月10日 ◆17銘柄1万1千トン上場(第3回入札) 9月 9日 ◆秋田めんこいな、新潟こしいぶき新規入札上場 9月 6日 ◆「こだわり米」作付け前年比118%(全農山形) 9月 5日 ◆味噌のマルダイ(新潟)が民事再生法申請 9月 4日 ◆くにびき農協、しじみ貝殻肥料で「しじみ米」商品化 9月 3日 ◆外食の7月売り上げ、休日数減と台風で大幅減 9月 2日 ◆JAS有機製造業者などの認定取得(きむら食品) ◆全国作況101、北海道は94「不良」(農水省) 農水省は9月27日、14年産水稲の9月15日現在における作況指数を全国平均101の「平年並み」と公表した。10a当たり収量見込みは528kgで、前年産の確定値より4kg減。 一方、作付面積は(青刈り面積控除前)は169万3,000ha、前年比1万8,000ha減少。この数字に基づく単純計算の水稲予想収穫量は約894万トン。青刈り分の減産や今後の作柄変動があるものの、基本計画899万トンに近いところで落ち着きそうだ。 これで30万トン強の民間古米在庫を加えた15RY需給は14RYと変わりなく過剰環境が続く見通し。今後は、産地銘柄の過不足や品質・市況動向が注目される。 8月上旬から下旬にかけて低温・日照不足により登熟がやや不良となった北海道は作況指数94の「不良」、東北101の「平年並み」。青森・秋田が7月から8月の低温・日照不足で指数98の「やや不良」が見込まれるものの、その他県が平年並みからやや良が見込まれる。関東以西は、一部県で台風の影響があったものの、平年並み以上が見込まれる。 ◆良食味「夢ごこち」、量販店で扱い拡大 植物工学研究所がコシヒカリのプロトプラスト培養により育成したうるち品種「夢ごこち」は全国約20県で栽培、今年の作付けは1千haで、生産量は約5千トンの見込み。 販売は大部分が滋賀の卸を経由、マイカル、カルフール、小田急百貨店、伊勢丹など量販店で扱いが拡大。「粘りが強くてコシよりおいしい」とアピール。生産拡大に向けては既存取引先の販売店舗増もめざす。 生産県のうち山形では置賜地区で扱い卸との契約で作付けが2年目になる。コシと生育ステージがほぼ同じで平場での作付け。生産者手取りはコシ基準。 植工研ではまた「夢ごこち」と「夢かほり」を交配した「夢いっぱい」を育成。滋賀、山形、香川で14年産は280haで栽培。熟期は、北日本ではひとめぼれと同時期、西日本ではキヌヒカリと同期。食味はひとめに劣らないとされる。 ◆東光食糧、エレベータークリーナー装置を設置 東光食糧(株)では神奈川県川崎市東扇島の精米工場に「エレベータークリーナー装置(昇降機残留米除去装置)」を設置、9月から使用を開始している。 精米工程内における昇降機25基の下部内(底部)残留米を、製品ロット切り替えごとに自動的にエアーで吹き飛ばす装置で、いわゆるコンタミ問題に対応、100%の純米づくりが可能とする。同装置は?竹井商会との共同開発。 特徴としては▽玄米、白米問わず、昇降機内の残留米がなくなる▽製造ロットごとに残留米を自動排除するので、異品種の混入がなくなる▽虫の発生原因を除去▽昇降機下部内が常にクリーンな状態なので掃除の回数が減少…等が挙げられる。 ◆全農岩手、14年産18万トン販売計画(産地懇談会) 全農岩手県本部は花巻温泉ホテル千秋閣において9月20日、コメ卸21社を招いて「平成14年度いわて純情米産地懇談会」を開催した。 14年産うるち米銘柄別販売計画は▽ひとめぼれ12万2,000トン(入札3万9,096+相対8万2,904)▽あきたこまち4万6,700トン(入札1万7,010+相対2万9,690)▽かけはし5,500トン(全量相対)▽ササニシキ3,300トン(全量相対)▽いわてっこ2,500トン(全量相対)…の合計18万トン。ひとめぼれ、こまちが販売の中心となるが、14年産以降から新品種「いわてっこ」のPRに力が入れられる。 同県産米では栽培履歴のある米として「限定純情米(減農薬栽培米)」の拡大を進めており、14年産では6万5,000トンの販売計画が組まれる。またトレーサビリティへの対応として栽培履歴の記帳率向上が説明され、14年産の61.1%を、15年産では限りなく100%に近づけるとする。 ◆8月販売、30万1千トンに(主食用うるち) 食糧庁は9月20日、8月分の国内産主食用うるち米の販売数量(速報値)を自主流通米28万6千トン、政府米1万5千トンの計30万1千トンとまとめた。前年同月実績との比較では、自主米が10万7千トン増。一方、政府米は逆に1万5千トンの減少。 昨年、自主米は指標価格アップの防衛策として6月までに引き取りを進めた経緯があったため、単純な数量比較では7月から増加に転じた格好となっている。 問題は累計で未だに16万8千トンショートしていること。今米穀年度は残すところあと2カ月。14年産米の生育遅れから物によっては13年産古米が引かれているという微妙な変化が表れているものの、9〜10月で77万1千トン(新古米計で月間38万6千トン)売らないと昨年の実績に追い付かない計算。政府米の累計は14万4千トンで、こちらも基本計画20万トンにはちょっと届きそうもない状況。 ◆第4回入札54銘柄9万9千トン上場、通年玉出揃う 9月27日に行われる14年産第4回自主米入札の上場は54銘柄9万9,679トンで固まった。 前年同期より5銘柄5,302トン増。北海道、東北、関東、北陸産の主要銘柄のほか、関東・北陸・東海・中四国コシなどが第3回に続いて上場され、ようやく通年玉が出揃う入札となる。 昨年同期には出なかった青森、岩手産も登場、第5回にずれ込むのは福島コシくらい(全集系の中通りコシと福島ひとめは第4回で上場)。品質不安を抱える産地が多い中で、16条価格維持か居所修正か注目される。 ◆レトルト食品フェアを開催(日本缶詰協会) 社団法人日本缶詰協会(東京・千代田区)では10月10日〜11日の両日にかけ、業界初の試みとして「秋のレトルト食品フェア」を開催する。 レトルト食品の特性である製品の多様性、利用性、おししさ、安全性を消費者に知ってもらい、販売促進に役立てることを目的に、当日は?ニチレイ、キューピー?、ハウス食品?始め出展企業17社が出品する。 出展各社の商品が試食、販売コーナーが設置される他、缶詰協会による抽選会用のイベントも行われる。会場は有楽町の東京国際フォーラム・1Fプラザ。開催時間はAM10時〜PM19時。 (社)日本缶詰協会は1927年に設立。缶びん詰、レトルト食品工業など国内約340社が加盟、全国缶詰生産量の9割以上をカバーする。 ◆米加工技術、DNA判別など公開講演会(食総研) 食品総合研究所の公開講演会が9月20日(金)、午後13時から16時40分まで、東京都港区東新橋1−1−19のヤクルトホールで開催される。 テーマは、「素材を活かして食を奏でる−コメ・ムギ・ダイズ」で、コメ関係では、豊島英親・企画調整部研究交流科長が「米と飯の加工技術」、大坪研一・食品素材部穀類特性研究室長が「コメのDNAによる品種および食味の判別」と題して講演する。入場無料。12時受付開始、先着550名。 ◆乳白等で2等約3割、計画外検査5万トン(8月末) 食糧庁は9月13日、8月末現在における14年産の検査速報をまとめた。 水稲うるち18万7千トン、醸造用7百トン、水稲もち3百トンなど、合計18万8千トンで、前年同期比75.9%。出回りが早かった過去2年よりペースは遅い。 うるち米の等級比率は、1等70.0%、2等27.7%、3等2.0%、規格外0.2%で、今年も高温障害の影響やカメムシ被害が目立っている。 制度別では、計画米13万9千トン、計画外米4万9千トン。前年同期との比較では計画米69%、計画外106%と、検査ペースが遅いなかで計画外検査は増加傾向にある。 ◆食材卸の尾家産業、PBで無洗米3種類販売 業務用食材卸の尾家産業は、PB(ブランド名「サンホーム」)での無洗米商品として、あきたこまち、コシヒカリ(福井産)、価格訴求品としてブレンドの「特選米」――の3種類を昨年から発売。メニュー提案により使用メリットをアピールしている。PB化は大手米穀販売業者とのタイアップによるもの。 同社の米取扱数量は全国ベースで月間約300トン。レストラン、ホテル、食堂など外食事業者に販売している。無洗米の比率はまだ低いとしているが、今後の拡大を見込んでいる。 簡便性、環境問題、さらには炊き上がりが普通精米と遜色がないことを理由に挙げており、「市場が認知し出している」と捉えている。 ◆最大規模の無洗米工場が完成(トーヨー) 東洋精米機製作所は9月10日、埼玉県坂戸市にかねてより建設中だった「トーヨーライスセンター関東工場」が完成したため、その竣工披露式を関係者多数を招待し盛大に催した。 総工費約25億円をかけたこの関東工場は、敷地面積9,965?(3,020坪)、建築面積4,960?(1,503坪)、延べ床面積7,678?(2,327坪)を有する大規模工場。 設備については、BG無洗米製造ラインを3ライン(6ラインまで増設予定)備えその生産能力は年間約5万トン。増設予定も含めた6ラインとなれば最終的には年間10万トンの生産能力を保持することになる。 食の安全性や表示問題等に加え、生産現場では低コストの多品種小ロット生産が求められる現在、このような時代のニーズを満たした新しいスタイルの精米工場として誕生したという。 同社が最新技術を駆使したシステムと最新機器の開発によって作り上げた特長とは、▽全工程で残留米ゼロ▽数十秒でロット切替可能▽徹底した衛生管理▽大規模工場でありながら小ロット(最小60キロから)生産が可能−−というもの。 ◆業界は製造日表示、消費者は精米日表示で平行線 9月10日、第4回米表示検討会が開催され、関係者によるヒアリングが行われた。米穀業界側が精米年月日から袋詰めした製造年月日表示への切り替えを要望したのに対し、消費者委員は精米年月日の必要性を訴え平行線を辿った。 ヒアリングは、日本マタイの藤木栄一副事業部長がコンタミ(意図せざる混入)問題で精米工場が抱える問題の難しさを説明、DNA鑑定機を導入していること等を報告したほか、オーダーを受けてから精米し、金属探知器などを経る現状を説明し、袋詰め年月日への変更を要望した。 また、食味関係では高野克己東京農大教授が食味の形成の要因について、酵素作用が影響を与えていることを報告。無洗米関係では、日精米工業会の桂木優治常務、全国無洗米協会の岸専務がそれぞれ概況や基準等について説明した。 ◆17銘柄1万1千トン上場(第3回入札) 9月13日に行われる14年産通年玉の第3回自主米入札の上場銘柄・数量が固まった。前年同期入札と同じ17産地銘柄で、新潟ゆきの精に変わって新品種こしいぶきが新規上場される。その他は変わらずで、茨城・栃木・富山・石川・福井・伊賀・滋賀・鳥取・島根・岡山・山口・香川・熊本のコシヒカリ、栃木・鳥取のひとめぼれ、滋賀キヌヒカリ。 上場数量は1万1,297トンで、前年同期より6,502トン少ない。出回りが始まってから上場する仕組みに変わったことが原因で、収穫が遅れていることや、引き取り期限が9月末と半月しかないことから調整されている面もある。全集連系の上場は茨城コシの216トンのみ。 ◆秋田めんこいな、新潟こしいぶき新規入札上場 14年産自主米入札に作付が増加している秋田めんこいな、新潟こしいぶきの2銘柄が上場される。16条価格(指値上限額)は、めんこいなが1万4,899円、こいしぶきが1万6,772円。新潟こしいぶきは13日の第3回の上場、秋田めんこいなは月末の第4回入札以降。 こしいぶきは、ひとめぼれ×どまんなか交配の新潟期待の早生品種。昨年は初年度4千トン強が産地精米・卸精米主体に統一米袋で販売されている。本年産は作付面積2千ha、集荷1万トンが計画されている。生産者登録制による高品質米の確保や、こしいぶき証明シール等の採用でブランドイメージの確保を狙う。めんこいなは、ひとめぼれ×あきた39の交配。 ◆「こだわり米」作付け前年比118%(全農山形) 全農山形県本部は、減農薬栽培など、いわゆる「こだわり米」の管内における14年産作付面積を集計。山形県特別栽培農産物認証委員会への申請が4,009haと前年より500ha以上増える(伸び率118%)見通しとなった。 認証区分では、減農薬が約8割の3,385haで、品種内訳は、はえぬき1,722ha、あきたこまち922ha、コシヒカリ469haなど。次いで多いのが減農薬・減化学の572ha。こだわり米の作付面積全体のうち、はえぬきは2,123haで5割強を占めている。 こだわり米について全農県本部では、量販店や生協向けをはじめ、炊飯向けの原料としての需要の高まりを強調している。 ◆味噌のマルダイ(新潟)が民事再生法申請 新潟県内の味噌メーカー、株式会社マルダイ(佐渡郡羽茂町)は先月末、新潟地裁に民事再生法の適用を申請した。同社は明治25年創業、最盛時は全国トップメーカーであった。 長野県のメーカーが力を増した今日でも、新潟県内の味噌メーカーとしてはトップだったとされ、負債総額は34億円内外で年商とほぼ同水準。このうち27億円は金融債務と見られている。債権者会議は9月2日に予定されている。 ◆くにびき農協、しじみ貝殻肥料で「しじみ米」商品化 JAくにびき(松江市)は宍道湖産のしじみ貝殻の粉末を混合した肥料「しじみちゃん」を使い栽培したハナエチゼン限定の新商品「しじみ米」を開発、8月下旬から販売を始めた。 初年度販売予定は300トン。出荷先は広島方面が主体で、県内ではAコープ店で5キロ1,880円(税別)で販売。商品化の要望が卸からもあった。市場評価を得ながら、15年度は2倍の600トンを計画。付加価値の高い商品販売で生産者にとっての有利販売を目指す。 「しじみちゃん」は宍道湖周辺の土壌分析に基づき、おいしい米づくりに欠かせない成分と標準値より低い石灰成分をマイルドな効果のしじみの貝殻で補った肥料。土壌に不足している珪酸、酸化鉄、マグネシウム、石灰をバランス良く配合し、ゼオライトで保肥力を高め、肥料成分を水田に留めるため環境に優しい。 ◆外食の7月売り上げ、休日数減と台風で大幅減 外食団体の(社)日本フードサービス協会(JF)が協会会員社を対象に行なった7月の外食産業市場動向調査では、既存店ベースの全体売り上げはマイナス10.8%と大幅な減少。 土日、祭日数が去年の10日から8日に減ったことと大型台風による悪天候で客数が93.0%と減少したため。 客数は「持ち帰り米飯/回転寿司」で95.3%、BSEの影響が依然残る「ファミリーレストランの焼き肉」は75.4%と減少幅が大きい。 一方、新規店を含む全体的な市場動向をみる全店ベースでは全体売り上げは前年同月比97.4%と昨年2月以来の前年割れを示した。 上記要因のほか、個人消費の低迷、食関連の事件なども多少影響していると考えられるとしている。店舗数は引き続き前年比増(104.8%)で、「ファミリーレストランの焼き肉」も104.1%。 ◆JAS有機製造業者などの認定取得(きむら食品) 『うさぎもち』の?きむら食品(新潟県西蒲原郡)は8月14日付けで、JAS有機製造業者並びにJAS有機小分け業者の認定を取得した。 同認定を受けたことで、同社はJAS有機認定を受けた原料米を加工し、JAS有機認定付きの製品を製造・販売が可能となる。 JAS有機認定を受ける原料米は、減農薬・減化学肥料栽培米の契約で安定的な実績のある新潟・JAささかみから仕入れる。 14年産米は「50俵程度を見込んでいる」とし、新米の収穫を待って製品化を行う予定。同製品は「一般流通はしない。使い方は検討中」で、今後は「市場の反応を見ながら取り組んでいく」考え。なお、認定工場は同社の精米工場(小分け業者)、餅工場(製造業者)。 |