10月30日 ◆新たに高付加価値米PBを投入(ダイエー)
10月29日 ◆第4回自主米入札は申込倍率3.1倍、上げ5銘柄
10月28日 ◆新ブランド「天水田の米」発売(新潟ケンベイ)
10月27日 ◆コメ販売143万5千俵と好調(ヤマタネ中間決算)
10月26日 ◆ササの確保と業務用米販路開拓を強調(岩手)
10月23日 ◆全農方針の「特定契約」は実施せず(福島)
10月22日 ◆島根コシ、石川能登ひかり2等格差▲1千円に
10月21日 ◆自主米持ち越し、8・9年計で37万トン(全農)
10月20日 ◆きらら上場、計画比8千トン増(第4回自主米入札)
10月19日 ◆政府米売却は42万トンでほぼ確定(10RY)
10月16日 ◆新米検査206万トン、前年比87%(10日現在)
10月15日 ◆市場評価を重視した米づくりが課題(農水省)
10月14日 ◆カーギルが東食支援、コメ分野で対日攻勢
10月13日 ◆無洗米を3タイプ発表(東京・イクタツ)
10月12日 ◆潟pールライスあおもりが業務開始
10月 9日 ◆千葉コシ1万9,400円など(自主米卸売価格)
10月 8日 ◆MA米販売残=援助用等が定着へ
10月 7日 ◆SBS入札の資格取得へ(JARA)
10月 6日 ◆新米検査、前年比9割の120万トン(9月末)
10月 5日 ◆JA須賀川、積極的に計画外米集荷に乗り出す(福島)
10月 2日 ◆10年産高値でブレンド米再検討の動き(量販店)
10月 1日 ◆第3回自主米入札は倍率4.3倍、居所修正に留まる
◆新たに高付加価値米PBを投入(ダイエー)
リニューアルされたダイエーPB「蔵米」の詳細は以下の通り。(※@生産地A5キロ通常販売価格B栽培指導責任者)
▽新潟コシヒカリ@新潟県上越地区A3,250円B上越農協
▽秋田こまち@秋田県仙北、平鹿地区(横手市、六郷村、中仙町、大曲市、平鹿町、十文字町)B秋田県経済連
▽岩手ひとめぼれ@岩手県胆沢地区A2,680円B岩手県経済連
▽山形ササニシキ@山形県置賜地区(東置賜郡、西置賜郡)、みちのく村山地区(村山市、尾花沢市、大石田町)A2,680円
B山形県経済連
▽山形はえぬき@山形県置賜地区(東置賜郡、西置賜郡)A2,680円
B山形県経済連
▽北海道きらら397@北海道上川中央地区(旭川市、比布町、当麻町)A2,280円Bホクレン
同店では「安心、安全を全面に、生産段階まで踏み込んだ取り組みをした。産地経済連、農協と協議を重ねて、栽培基準を作成し、堆肥管理、農薬散布回数減などが実現出来た。この取り組みは単年度では完成出来ず、11年産以降も同様な取り組みを進めていく」(広報室)としている。
年間販売予定数量は約4万5,000トン。また同店では現在、高付加価値米の「蔵米ゴールド」(仮称)を、今週末の発売予定で準備中。詳細は近日中に発表されるが、商品は山形はえぬき2キロ、5キロ、福島会津コシ5キロ、富山コシ、魚沼コシ2キロ、5キロ、長野コシ5キロが予定されている模様。
◆第4回自主米入札は申込倍率3.1倍、上げ5銘柄
10月27日に行われた第4回自主米入札は、80銘柄12万5,768.88トンが上場され、前場は全量落札となったものの、後場で福島浜通りコシ28.8トンが販売残となった。
今回の買い手参加は265社でほほ前回並み。前場で4倍だった申し込み倍率も、前場・後場併せて3.1倍まで落ちた。
80銘柄で新規上場を除く77銘柄のうち前回より値上がりしたのは、北海道ほしのゆめ315円、青森つがるロマン142円、千葉コシ17円、千葉初星37円、熊本阿蘇コシ125円の5銘柄のみ。
福島初星▲1,379円、魚沼コシ▲1,353円、佐渡コシ▲1,220円、栃木月の光▲1,174円など、上位銘柄と下位銘柄双方ともに下げた。全体の加重平均では前回より704円下げ。
◆新ブランド「天水田の米」発売(新潟ケンベイ)
新潟の米卸・新潟ケンベイは、新ブランド「天水田(てんすいでん)の米」の発売を開始する。清冽な水を使用する“棚田”に注目した商品で、雪どけ水や雨、涌き水などを貯水して使用している水田や山間地の沢の水を用水としている水田を探し契約栽培したもので、10年産は3,000トンの取り扱いを予定している。
県内は、佐渡、黒川、頚南、下田、加茂の市町村農協のコシヒカリ。県外は、秋田大森こまち、宮城金成ひとめ、福島田村郡三春・船引コシ、岩手花泉ひとめ、山形尾花沢・庄内温海はえぬき他、茨城・栃木コシなど。
関東の量販店・スーパーなどを中心に県内産は今月下旬から、県外産は11月上旬から順次販売する予定。すべて5キロ袋で販売価格は通常よりキロ20〜30円高となる見込み。全国棚田連絡会議のメンバーに加わるなど棚田見直しに積極的で、中山間地稲作の活性化につながる事業と位置づけている。
◆コメ販売143万5千俵と好調(ヤマタネ中間決算)
潟с}タネは10月23日、平成11年3月期(平成10年4月1日〜同年9月30日)における中間決算を公表した。
それによると、当中間期の営業収益は344億6千8百万円(対前年同期比19.4%増)、営業利益9億8千7百万円(同2.3%減)、経常利益8億7千2百万円(同8.8%減)、中間利益4億7千7百万円(同12.6%増)となっている。
食品部門については、「コメ卸販売は仕入価格上昇したにも拘らず販売価格への転嫁が思うに任せず厳しい環境下にあったが、積極的な営業展開の結果、販売数量は143万5千俵と前年同期比40%増、営業収益は240億1千1百万円、同24.1%増となった」と報告されている。
◆ササの確保と業務用米販路開拓を強調(岩手)
岩手経済連は10月21日、八重洲富士屋ホテルに首都圏卸を招き産地情勢説明会を開催した。
説明によると20日現在の、うるち米検査数量は6万5,000トンで、1等米比率は91%。10日現在の89%(1万6,346トン)から、「主力のひとめ、こまちの検査が進むにつれ1等米比率が上げってきた」(県農産課)と好転している。
また販売対策で強調された点のひとつがササニシキの確保。これはササの銘柄別契約数量が、9年産の2万5,906トンに対し、10年産では9,702トンと激減したことへの対策。経済連からは「ひとめとの価格差拡大で、作付け指導が困難になっている。このままではゼロという可能性もあり、限定栽培の予約(11月末)など、価格まで踏み込んでの相談をお願いしたい」(販売課)と協力要請があった。
もうひとつが業務用米の推進強化で、「自主米枠拡大へ向け、取り組む課題」との位置づけ。かけはしを軸にブレンド米(ひとめ+かけはし)のデータ化など、卸への提案を強化していく方針。
◆全農方針の「特定契約」は実施せず(福島)
福島経済連は10月20日、東京都港区の東京全日空ホテルに首都圏及び中部地区の卸売業者を招き福島米求評懇談会を開催した。
JA福島五連の石村会長が冒頭挨拶に立ち、「今年産米の作柄はやや不良の状態ですが、全量集荷と良質米出荷に全力を挙げると同時に宣伝にも力を入れ、五連一体となって本気になって努力して参りますのでよろしくお願いします」と協力を要請。
集荷・販売の現場からはその具体的な方針、検査状況等が報告された。15日現在におけるうるち米の検査数量は、前年比73.3%に当たる7万1,127トン(前年同期9万7,011トン)。1等比率は78.5%(同比94%)で台風や長雨等の影響で集荷の遅れや等級落ちが顕著。品種別にはコシ、ササ80%以上が1等を確保しているものの、初星(1等55.5%)が全体の等級比率を下げていると説明した。
集荷方針については、▽全銘柄の1〜3等を自主米として集荷▽政府米買入数量が決定した時期に制度変更▽基準数量を超えるものも原則として自主米で取り扱う▽仮渡金から内渡金に変更(12月に予定していた追加払いは10月に繰り上げて実施し集荷)−−など。
販売に関しては全農が示した内容にほぼ沿ったものだが、「特定契約(全農または経済連、卸、実需者の3者契約)」については実施しないものとした。
◆島根コシ、石川能登ひかり2等格差▲1千円に
自主米センターは10月20日付けで買い手卸に対して、島根コシと石川能登ひかりの2銘柄の等級間格差(1・2等格差)を特例的に▲600円から▲1,000円に拡大することを通知している。天候不順による品質低下が理由で、10年産限りの措置。
また、10年産の品質状況から格差変更が必要と認められる場合、センター事務局に一任されることになっており、その他の産地県産米も随時対象になる可能性が高い。
一方、岐阜ハツシモなど一部の県産銘柄は品質低下で1〜2等集荷が難しい状況から、県内分については3等流通も可能になる模様だ。
今回に入札から上場となる銘柄の売り手申し出希望価格の上限は、千葉ふさおとめ(東京)1万6,511円、岡山アケボノ(大阪)1万6,389円、鹿児島ヒノヒカリ1万6,406円。
◆自主米持ち越し、8・9年計で37万トン(全農)
福島米求評懇談会に出席した全農米穀販売部の水野次長は、最近の米穀情勢について要旨次のように語った。
16日現在における集荷数量はうるち米が前年同期比87.2%に当たる253万トン(前年同期実績290万トン)、もち米は同比150%の6万トン(同4万トン)となっている。この数字に対しては、生産調整と作柄を加味するとほぼ前年と同水準で推移していると見ている。
ただし1等米比率が前年産と比べて2ポイントダウンしていることや、昨年は1%にも及ばない3等米が1.2%(10日現在)にもなっているため規格外米の発生が懸念される。
一方、10月末時点で繰り越す在庫は9年産米が約23万トン、8年産14万トン(受渡しのズレ込みも含めて)の計37万トンの見込み。年産の入り繰りはあるものの当初予定の47万トン(全集連込み)と比較すると、およそ10万トンが前倒しになった格好。
◆きらら上場、計画比8千トン増(第4回自主米入札)
第4回自主米入札の銘柄別上場数量が売り手に提示された。全農系12万1,998トン、全集連系3,770トンの合計12万5,769トン(トン以下四捨五入)。
当初計画より約2万トン増えており、産地銘柄別では北海道きらら約8,000トン、茨城コシ約1,100トン、栃木月の光約1,600トン、長野コシ約900トンなどがそれぞれ増加。新規上場は、千葉ふさおとめ403トン、岡山アケボノ307トン、鹿児島ヒノヒカリ307トンとなっている。減少した銘柄は6産地あるが、数トンから100トン程度の微調整に留まっている。
今回の入札について卸筋は、「末端の動き、反応を考えれば下げが妥当。ただ、宮城ひとめに大量札入れなど、一部で不穏な噂が出ている」(関東A卸)、「新潟一般コシ以下、大多数の銘柄が下げ。逆に盛んに良質が宣伝されている北海道産の行方が面白い」(関西B卸)など、大筋は下げ傾向と読む半面、品質の善し悪しが極端になっていることへの影響を分析している。
◆政府米売却は42万トンでほぼ確定(10RY)
平成10米穀年度における政府米(国産米のみ)の売却数量は、「最終的に42万トン程度に落ち着く」見通しとなった。今年産米の政府米買入数量にからむので、食糧庁と全農の打ち合せが進められており、「ルール通りであれば17万トンの政府米枠ができたことになる。
全農はこれに13万トンの政府米買戻しを行い、合計で30万トンの枠をつくる」考え。買戻しの玉については、「7年産が中心。ただ加工筋への販売が10万トン規模は無理で、足りない分は9年産などで穴埋めする。これは自主米に制度変更して主食用古米として販売する」計画だ。
なお8年産自主は「年度末までに何とか主食に販売してしまいたい」意向でおり、10年産米の集荷数量を別とすれば、これで年産別色分けがほぼ確定したことになる。
◆新米検査206万トン、前年比87%(10日現在)
食糧庁は14日、10月10日現在における10年産米の検査実績を206万2千トン(前年同期比87%)とまとめた。前年同期より約32万減と徐々に差が広がっている。
生産調整の拡大や作柄不良(収量減)、刈遅れが主な要因。うるち米の1等比率は83.2%と前年同期より2.1ポイント低い。
種類別は水稲うるち197万5千トン(前年比85%)、醸造用3万7千トン(92%)、水稲もち5万トン(162%)、陸もち5百トン(131%)。制度別では、自主米206万2千トン、計画予定米3万8千トン、加工用米7万5千トン、計画外米等6万8千トン。
◆市場評価を重視した米づくりが課題(農水省)
農水省は、主要農産物の生産の現状と課題をまとめた。米については、需要を大幅に上回る潜在的生産量、消費者・需要者ニーズの多様化、実現しない効率的な生産構造などの現状を踏まえた上で、「市場の評価を重視した米づくり」が課題とした。
具体的には@需要の見合った量と質の生産A効率的生産体制の確立による生産コスト低減B国産米の安定供給体制の強化(物流合理化等)C地域の条件を生かした特色ある生産の展開(有機米、低アミロース米等)−を挙げている。
◆カーギルが東食支援、コメ分野で対日攻勢
会社更生法の適用会社・鞄倹Hに対し世界最大の穀物商社カーギル・インコーポレイテッドの再建支援が決まった。東食を小会社化する方向で、同社が持つ食品専門商社としての企画・開発力と国内流通ネットワークを活用するのが狙いとされている。
潟Jーギルジャパンはコメ輸入(一般・SBS)の有資格者であるほか、東食もコメ業界との関連が深く、コメ分野でも対日攻勢が強まる見通し。関税化に向けての準備との見方も。「実務レベルの具体的な打ち合せにはまだ入っていない」(カーギルジャパン・米穀部門)とされている。
12日の発表では、カーギルを代表して潟Jーギルジャパンの鈴木英世社長が新たに管財人に就任、現管財人の弓削豊・上野正彦両氏とともに東食経営の任にあたる。
東食は更生法開始決定以来、食品輸入・加工食品部門を主体に商圏を回復させるとともに、700名以上の従業員を約400名まで削減する等の合理化を実施するなど再建を図ってきたが、カーギル支援の下で一層の商圏復活・収益力強化を図る方針。更生計画の中でカーギルは増資引受け等の形で東食に資本面での支援も行う予定。また、さくら銀行は引続き支援継続を表明している。
◆無洗米を3タイプ発表(東京・イクタツ)
東京のコメ卸・潟Cクタツは10月12日、千葉ライスステーション(花見川区)で設置完了したサタケ・スーパージフライス(無洗米装置)の披露式を開いた。
幕張での披露宴会場で、営業本部・五十嵐課長が白度アップや洗米ロス削減などの導入メリットを説明。同日付の発売商品として、@家庭用(量販店対象)=新潟コシ・宮城ひとめ(各5キロ)A業務用=ゴールド・シルバー・グリーン(各5キロ)B大型米飯業者用=フレコン納入品の3タイプを発表した。
設備はスーパー・ジフライス(SJR2A、水殺菌装置付き、毎時2トンタイプ)1基、原料タンク(3トン入)3基、排水乾燥装置(毎時4トン)1セット、細菌検査室機器など。
榎本敏章社長はあいさつで、「九州・関西の水不足や京都の環境会議以降、需要が高まってきた」と無洗米の将来性に触れ、愛顧を求めた。
◆潟pールライスあおもりが業務開始
青森経済連のパールライス部を分離するかたちで設立した、潟pールライスあおもりが10月1日より米卸業務を開始した。
新会社の資本金は1億円で、全農が3千万円、青森経済連が7千万円を出資。経済連の元の精米センターを本社とした。
パールライスあおもりでは、新会社としたことで乱売合戦において迅速な価格対応ができるとしている。また、自県産米の入札への参加も新会社設立の目的の一つで、今月行われる入札会から自県産ならびに他県産に札を入れる。
なお、青森経済連は全農との統合を平成12年度に行う計画。
◆千葉コシ1万9,400円など(自主米卸売価格)
10月の自主米価格改訂を受け、首都圏卸は先週末から週明けにかけて大手小売筋に対して10年産自主米の価格見積を提示している。
、商人系A卸は、きらら1万5,970円(車取り、以下同)、むつほまれ1万6,500円、宮城ひとめ1万9,850円、秋田こまち1万9,200円、茨城・栃木コシ1万9,900円、千葉コシ1万9,580円など、マル公比プラス300円前後の水準を提示。
また事協系B卸は、むつほまれ1万6,600円、新潟一般コシ2万4,450円、石川能登コシ2万0,900円、福島会津コシ2万3,600円、中通りコシ2万2,100円など。
商人系C卸は、秋田仙北こまち1万9,100円、宮城県北ひとめ1万9,800円、千葉コシ1万9,400円、千葉ひとめ1万8,400円、千葉ふさおとめ1万8,500円など他卸よりやや低めの設定で新規食い込みを計っている模様。9年産では商人系D卸が秋田こまち、宮城ササを1万7,600円(80俵ロット)で提示している。
◆MA米販売残=援助用等が定着へ
10RYの輸入米(MA)は60万トンの販売計画に対して13万トン程度が未達成となる見込みで、残玉は援助用等中心で取り扱われる方向。
現在、インドネシアから40万トンの追加支援要請があり、政府間で確認作業を行っている(貸付・円借款方式を検討)ほか、新たな緊急食糧支援の枠組みに基づき、国際農業交流・食糧支援基金が政府米を新規で15万トン備蓄する事業を始める計画など、援助用等での用途が定着しつつある。
インドネシアの食糧支援ではすでに政府米50万トンの貸付が決まっているが、9月20日現在15万トンが出航済みで、11年1月までに引渡しが完了する見込み。
◆SBS入札の資格取得へ(JARA)
ジャパン・ライス・オークション(JARA)は10月6日、同社小山会場で開場2周年記念オークションを開催した。
冒頭挨拶に立った荒井社長は「セリ入札という新しい方式を立ち上げ、急速に変化してきた流通に歩調を合わせるかのように成長させて戴いた。今年は勝負の年。皆様のお役に立てるよう努力したい」と決意を語った。
来賓挨拶で全米商連の脇坂専務は「いよいよ新法を実践する時代となり、こうした市場がますます大事。先物取引を含めて先鞭をつけるよう期待する」とエールを送った。
同社の2年度(平成9月10月〜10年9月)実績は、取扱高約32億円(前年比158%)、落札俵数20万3千俵(同180%)、延べ取引は35車6千俵(1億円)。今年は月間3万俵を目標に、4年度は月間5万俵を目指す。
また、新たな事業展開として海外(米国、中国、ブラジル、ベトナム、ポルトガル)での事業を拡大する計画で、来年2月のSBS入札の資格を取得する考えを明らかにした。オークションでの扱いも念頭に置いている。
◆新米検査、前年比9割の120万トン(9月末)
食糧庁は5日、9月末現在における10年産米の検査実績を120万3千トン(前年同期比90%)とまとめた。
前年同期より約13万4千トン少ないが、主な減少県は茨城▲2万4千トン、千葉▲2万3千トン、富山▲2万1千トン、秋田▲1万6千トンで、長雨による収量減や刈遅れが要因。うるち米の1等比率は82%と前年より2.5ポイント減。東北・関東・北陸に集中豪雨と長雨の影響が出ているため。
一部には穂発芽が見られ今後の品質低下が懸念されている。また、九州一部で着色粒が発生、北陸・中国・四国では乳白・心白粒の混入で等級落ちしている。
計画外米の検査数量は4万8千トン(前年比104%)。43県で実施され、うち売買取引業者の受検は782トン(同85%)に留まる。
◆JA須賀川、積極的に計画外米集荷に乗り出す(福島)
福島県中通りのJA須賀川は1日、管内の農家に対して計画外米の集荷価格を決め通知した。
この設定に関しては、@系統における集荷率低下の防止A稲作農家の所得確保を図るB転作未達成農家に対してもJAへの米集荷の結集を図る−−などを主な理由に挙げている。
集荷期間は1日から10日(入庫分)まで。提示された価格(1等米、2等は▲800円、3等は1等比▲2,000円)は以下のとおり。
【うるち米】▽コシヒカリ=1万9,800円▽ひとめぼれ=1万7,800円▽初星=1万6,800円▽チヨニシキ=1万6,400円▽その他=1万6,300円
【もち米】▽こがねもち=1万9,300円▽その他もち=1万7,800円。なお生産未達成者は▲200円。
◆10年産高値でブレンド米再検討の動き(量販店)
中小量販店でブレンド米再検討の動きが見られる。具体的には北陸、東北産に関して、9年、10年産半々で商品化しようというもので、「消費が冷え込んでいる状況で、一挙に5キロ当たり何百円の値上げは無理」(都内量販店)がその理由。
すでに卸との間で検討段階だという。この動きは産地でも見られ「10年産価格が下がるまでの繋ぎとして、9年産ブレンドを企画した。場合によっては9年産100%商品を、10年産と平行販売しても良い。卸からは9年玉不足で困難との返事だが、再度交渉している」(東北量販店)な具合。
これらの動きを加速させているのが、D社、J社など大手量販店の噂、「通常販売では我々と同水準の価格でも、定期的な特売に出てくる可能性がある。中小店ではそんな体力はなく、特定銘柄のみの特売、それも小規模でしか打てない」だ。業界ではJ社の失敗以来敬遠されてきたが、9年産絡みで新たな動きの可能性が出てきた。
◆第3回自主米入札は倍率4.3倍、居所修正に留まる
9月29日に行われた第3回自主米入札は、77銘柄12万3,963トンが上場され、前場・後場ともに全量が落札された。今回の買い手参加は272社で、参加率86.1%。前場で5.3倍だった申込数量倍率も、前場・後場合わせて4.3倍と前回より冷静な応札となった。
落札平均価格(指標価格)は、前回上場された36銘柄のうち、上げ修正19、下げ訂正17。大きな変動はなく、競合銘柄間の居所修正程度で100円以内の微調整がうち14銘柄を占めた。
一方、今年初めての上場となった銘柄の動向は、北海道きららが1万5,468円(裸)となったほか、秋田こまち1万8,693円、山形はえぬき1万9,638円、福島会津コシ2万2,804円、福岡ヒノ1万7,768円、佐賀ヒノ1万7,768円、熊本ヒノ1万8,083円など。