6月30日 まなむすめ、11年産1万トン超で入札上場も

6月29日 新たな生産調整政策、生産計画方式へ(農水省)

6月28日 キリンインターナショナル、米国産有機米輸入に意欲

6月25日 ◆早期、普通期とも順調(農水省6月15日現在)

6月24日 ◆岡山県米穀卸が解散、県経済連に業務継承

6月23日 ダイエー、5キロ1,980円(豪州コシ新米)

6月22日 ◆5月29万6千トン、4カ月連続で前年割れ(主食)

6月21日 ◆早期米の試行的取引、7/28・8/3実施へ

6月18日 ◆早期米の前渡金、昨年同額1万5千円(熊本天草)

6月17日 秋田経済連、こまち仮渡し金一部返還求める

6月16日 ◆豪州コシ新米22日にも通関、25日頃から販売へ

6月15日 表示違反で大沢米穀と富山食糧販売に業務改善命令

6月14日 ◆関東・三重の早場米、生育は順調(米穀協会)

6月11日 早期米その他入札、第1回目は7月26日頃か

6月10日 宮崎コシ新米、1便は関東着で7月25日頃

6月 9日 ◆山形の新品種「里のうた」に注目

6月 8日 ◆「数年でコメもインターネット取引」(穀取・柳沢常務)

6月 7日 ◆どんぶり物の和風で大きな伸び(JF・4月)

6月 5日 ダイエー、ジャスコ、マイカルが積極的(豪州産新米)

6月 4日 豪州産新米コシ、月末にも店頭出回り

6月 3日 ◆小売登録21%減、コンビニ34%占める(東京)

6月 2日 ◆米卸新参21件、カナケイ産業など(1日付け)

6月 1日 ◆指し値との差10円以内が17銘柄


- 99年6月30日 -

まなむすめ、11年産1万トン超で入札上場も

 宮城県内JAで新品種「まなむすめ」への期待が高まっている。生産量も10年産の400万トン前後から、11年産では一挙に1万トンを超える見込みだ。このため全農宮城では自主米入札上場の方向で計画を進めている。

 県内JAによると、「食味はひとめと同等だが、炊飯時の外観が良い。また耐冷性、倒伏性に優れていることが、生産農家の人気を呼んでいる」(営農課)という。11年産では県内流通だけでなく、県外小売りにも出回るとの予想。

 同JAでは「3〜4年後には消費地量販店にも売り込めるのでは」と強気。まなむすめはチヨニニシキを母、ひとめぼれを父とする品種で、9年産で種子確保、10年産では県の奨励品種に指定されている。


- 99年6月29日 -

新たな生産調整政策、生産計画方式へ(農水省)

 自民党農業基本政策小委員会が6月25日に開催され、12年産からの米生産調整対策の本格的な検討が始まった。

 当日、農水省は米生産の現状と問題点について説明を行い、@現行の不作付面積配分方式から、生産計画策定方式への転換Aコメ需要量見込の修正と、生産計画の前提となる予想単収の算出手法の変更B調整保管に代わり、作況100以上の生産オーバー分を主食用以外に処理する仕組みを設定する…などの考えを示した。

 農水省側の狙いは、マイナスのイメージを持つ強制減反配分を止めるとともに、転作作物である麦・大豆等の生産定着を図ること。

 焦点は、JAグループが要望する転作作物の水田並み所得の確保と生産目標を超える生産分を主食用以外(エサ用等)で処理することに伴う助成措置の処遇。

 また、米需要量の下方修正と予想単収の上方変更で、実質的に生産目標を現行より増やすことが出来なくなり、名称や手法が代わっても生産調整面積は削減されない公算が高いこと。生産目標の県別設定など難しい課題も山積しており、計画外米がさらに拡大するキッカケにもなりかねない。


- 99年6月28日 -

キリンインターナショナル、米国産有機米輸入に意欲

 輸入業者のキリンインターナショナルトレーディングは、カリフォルニア州で契約栽培している有機栽培米の輸入に意欲を見せる。98年産の契約残と99年産とを合わせた350トン程度を本年度のSBSで輸入する計画。

 輸入する米は短粒種で、2品種を対象にしている。3年以上農薬や化学肥料を使用しない水田での栽培で、アメリカの有機食品認定団体、OCIAの認定を受けている。

 販売先は日本酒や味噌などのメーカーがターゲットで、年間売上高2億円程度を見込む。価格は有機栽培ゆえに一般米よりも2〜3割高いが「オーガニック自体の本質」を理解してもらいつつ、商品価値を確立していきたい考え。


- 99年6月25日 -

◆早期、普通期とも順調(農水省6月15日現在)

 農水省はこのほど、11年産水稲の6月15日現在における生育情報を公表した。

 田植えが5月下旬までに終了した北海道、東北・北陸、茨城、千葉等では、田植期以降比較的天候に恵まれたことから、草丈は平年並みないし長く、茎数も平年並みないし多く、生育は概ね順調。

 高知、宮崎、鹿児島の早期栽培では、一部の地域で田植直後の低温により、生育への影響が見られたものの、その後の天候は比較的良好だったことから、全般的に草丈は平年並みで、茎数はやや多く、生育は概ね順調。


- 99年6月24日 -

◆岡山県米穀卸が解散、県経済連に業務継承

 岡山県米穀卸鰍ヘ総会で6月30日をもって解散する決議をした。事業見通しがかなり厳しいと判断、平成11年度を見通した場合に株主にとっての利益を考慮して早い時期の解散の途を選択した。事業は基本的に同卸の大株主である県経済連に継承する。

 岡山県米穀卸は平成10年度(平成11年3月期決算)での米穀販売の売り上げが17億円、販売数量は5,100精米トン。米卸としての資格要件である4,000精米トンをクリアしているが、県内外の米卸の販売攻勢による数量の減少が避けられずに、今後は欠格卸になると予想した。

 大きな人口を抱える岡山県では、西日本での展開を活発化させている大手米卸が県内の卸と業務提携のかたちでの進出も決まり競争激化の様相。「少ない利幅」のシェア争いに拍車がかかりそう。


- 99年6月23日 -

ダイエー、5キロ1,980円(豪州コシ新米)

 大手量販店で先週末から発売された豪州産コシ新米の各店の販売状況は以下の通り。

【ダイエー】店舗間の誤差はあるが関東、近畿地区で19日発売、他地区は21日以降に順次発売。2キロ850円、5キロ1,980円、仕入は潟Tンライス経由の神明、ミツハシ搗精。販売予定数量は300トン。同商品は今期より年間指定商品として、年間600トンの販売を計画。また昨年初めて販売した豪州産有機栽培コシは、7月中旬発売を予定。

【マルエツ】21日より2キロ850円、5キロ1,780円(セール価格、正価は1,980円)で発売。販売予定数量約1,100トン。仕入ルートはダイエーと同じ。【ジャスコ】19日より2.7キロ(スタンディングパック)980円、5キロ1,780円で発売。納入卸は十勝米穀。店頭では「3月に収穫したニューサウスウェールズ州産新米」をアピール。

【イズミヤ】19日より2キロ袋のみ680円で発売。仕入は三菱商事経由、神明搗精。販売予定数量は6,000袋。


- 99年6月22日 -

◆5月29万6千トン、4カ月連続で前年割れ(主食)

 食糧庁は6月21日、5月分の国内産主食用うるち米の販売・売却数量(速報値)を自主流通米24万8千トン、政府米4万8千トンの計29万6千トンとまとめた。

 前年同月実績との比較で、自主米はここ数カ月の傾向から脱し切れず3万5千トン減(前年比87.6%)、一方の政府米は2万1千トン増(同比177.8%)と裾物需要を反映して好調に推移している。

 これで自主米、政府米計で2月から4カ月連続の前年割れ。11〜5月累計で自主米が前年比23万3千トンも減少(政府米は15万5千トン増)しており、品質を度外視してまでも、低価格帯玉に大きくシフトしている消費傾向をはっきりと見ることが出来る内容だ。

 調整保管の積み上げが買い手側に「大勢に変化はない」と言わせる背景には、こうした末端状況が大きく影響している。


- 99年6月21日 -

◆早期米の試行的取引、7/28・8/3実施へ

 宮崎・鹿児島・高知・徳島の早場4県における早期米は8月11日以降、自主米センターによる基本取引で実施、それ以前の玉については既報のように随時相対と「その他取引」の試行的取引が活用される。

 試行的取引で上場される銘柄は出回数量などからすれば宮崎コシヒカリ、鹿児島コシヒカリ、高知ナツヒカリの3銘柄と見られる。

 鹿児島の種子島が7月10日絡みと他産地に比べ若干早いが、宮崎、高知ともに20日頃から収穫が始まる見通し。宮崎の単協の中には7月一杯で半分以上の集荷を見込んでいるところもある。

 試行的取引の入札実施日は7月28日と8月3日頃で検討が進められているが、このため第1回目の方は価格と同様に数量がどの程度確保出来るかが課題となりそう。上場数量は産地希望の50%以上で決まると見られる。

 また、申し出が可能な希望価格(指し値)も焦点。早期米とはいえ高値では買えないとする買い手側の需要(1万8千円程度を希望)範囲内に納まるかどうか。


- 99年6月18日 -

◆早期米の前渡金、昨年同額1万5千円(熊本天草)

 熊本県の早期米地帯であるJAあまくさ管内の11年産米生育は平年並みで、出穂から換算すれば収穫は7月25〜6日頃から始まる見通し。検査は7月中に1〜2回行えればとしており、9年産米と同様のペース。

 生産者の申出数量は5万俵強。うち早期米のコシヒカリが4万俵弱、きらり宮崎4千俵程度、ミルキークイーン500俵程度、キヌヒカリ800俵弱。普通期米はヒノヒカリ、森のくまさん。

 同JAは前渡金方式を取っており、今年も昨年と同額の早期米が1万5千円、普通期米1万円に設定。昨年は7月1日に行ったが、今年は既に生産者の申込みがあれば支払を進めている。

 また、同県の早期米は外食のすかいらーくグループが使用しており、11年産米も7月中旬までに価格・数量が決められる。同管内分の早期米は9割程度が外食向けともいわれるだけに、その結果が仮渡しなどにフィードバックされる。


- 99年6月17日 -

秋田経済連、こまち仮渡し金一部返還求める

 秋田県経済連は10年産あきたこまちの生産者仮渡し金のうち、60キロ当たり100円の返還を農家に求めることにした。6割程度が販売となった時点において先行きを見通して、過払いとなると判断したもの。

 あきたこまちの仮渡し金は1万5,200円で設定後、集荷率を上げようと加算金1,000円が上乗せされた。この際、経済連は組合員農家と返還の事態を想定した承諾書を交わしていた。

 返還は稲作経営安定対策の補填金交付(28日で内定)と同時に行われる。


- 99年6月16日 -

◆豪州コシ新米22日にも通関、25日頃から販売へ

 第1回SBSで落札されたオーストラリア産新米は、第1便が6月8・9日に到着しており、通常通り2週間程度の検査期間で済めば22〜3日にも通関がきれて、売却日さえあえば25〜6日の週末からの末端販売にも乗せられる見通し。

 入船しているのはコシヒカリ玄米で、「炊飯米は粘りがあって良好。昨年より出来が良い」とされており、「単品だけでなく、食味アップ材料としても使える。大手スーパーでは5キロ1,980円程度での販売が見込まれているが、実力はもっと上」との見方も。

 一方、新品種のオープスは精米輸入が多く、入船は6月末から7月にかけて。コシヒカリより価格的に魅力をつけ、中国米の対抗品種と位置づけし、業務用に焦点をあてる。今年が初めての登場となるだけに無理せず、流通させるのが狙い。


- 99年6月15日 -

表示違反で大沢米穀と富山食糧販売に業務改善命令

 石川県と富山県は6月11日、石川県立中央病院に入院患者の給食用に石川県産能登ひかりと表示して、計画外米や古米などの混米を納入していた金沢市の米穀小売・大沢米穀店(金沢市東力)と大沢米穀店に卸していた富山県の米卸・富山食糧販売(協)(富山市向新庄)を、それぞれ表示違反などで業務改善命令を出した。

 これは、大沢米穀店が今年3月に県立中央病院の入札で10年産石川産能登ひかり18トンをキロ305円で契約、納入していたが、市価より30円も安いうえ、石川県の卸からではなく富山の卸から購入しているなどから、金沢食糧事務所がコメを鑑定したところ、能登ひかり、古米、その他品種などが3分の1ずつ入っていることが判明したもの。

 石川県は大沢米穀に、また富山県は富山食糧販売に25日までに改善計画を提出するよう求めている。なお、富山食糧販売は認証マークを、大沢米穀は確認マークを使用停止中。


- 99年6月14日 -

◆関東・三重の早場米、生育は順調(米穀協会)

 米穀協会は自主流通情報センター情報(10日付け第8号)で、関東(茨城・千葉)と三重の早場米地区の生育状況をまとめた。以下のとおり。

▽茨城=5月10日現在の生育は、早生は活着期にあり気温が高めに推移したため全般に良好。中生は田植最盛期にあり、県下の田植進捗率は91%程度。被害は4月植付けの早生に4月末の低温、晩霜により一部黄変も見受けられたが、特に問題ない。

▽千葉=田植えは、早生は4月20日、中生は4月25日頃までが最盛期で、前年より早生は▽4〜5日早い。早生の生育段階は活着期で、分けつまでには至っていない。生育は好天のため順調。

▽三重=5月10日現在、生育段階は早生は分けつ初期、中生は活着期にあり、生育は好天により順調。田植えの最盛期は早生が4月4月18〜25日頃で平年より8日程度早い。中生は4月29〜5月9日頃で平年より5日程度遅
い。一部で4月29日の強風により植傷み等が発生したが、その後の好天で持ち直している。


- 99年6月11日 -

早期米その他入札、第1回目は7月26日頃か

 8月10日以前に出回る11年産早期米の取り扱いについては、既報のように自主米センターで実施するその他入札の試行的取引を活用することでほぼ固まったが、産地筋によると@7月29日〜8月4日積みA8月5日〜同10日積みの2回に分け、入札の開催日は第1回7月26日頃、第2回8月2日頃にそれぞれ設定する方向で調整が進められている模様。

 作柄の進度により流動的な部分が大きいが、今年の早期米は4月下旬以降の好天により平年並みから1〜3日早く進んでおり、作柄も平年並み以上が期待されている。

 このまま順調に推移すれば宮崎産で7月25日頃にも第1便が関東に到着出来る見通しで、昨年のような出回り時期の極端な変動はなさそうだ。7月29日以前に出回るものについては相対取引で扱われる見込み。上場数量は、全農提案の集荷の7〜8割に対して産地は5割程度を主張しており、調整が行われている。


- 99年6月10日 -

宮崎コシ新米、1便は関東着で7月25日頃

 宮崎経済連によれば11年産米の生育は5月の天候が良かったことから2〜3日早い進捗で、通常なら7月23日周辺の始まりが早い物で20日頃から出回るのではないかと予測する。

 収量は分けつが多いため、昨年と一転して豊作が見込まれそうだ。きらり宮崎(800〜1千トン)を加えて早期米の取扱数量は2万1千トン弱を考えている。

 一方、産地の某集荷業者筋は宮崎市周辺が早まった感じで日南や串間などと横並びになったとの見方。若干早いペースとしても7月の出回数量は「そんなに見込めず、ボリュームのある状況は8月1日以降」としている。

 品質は台風などの被害がなければ懸念なく、表示問題を別にすれば未検米で充分としており、いまのところ第1便が見込める7月25日頃の関東着値が1万8千円を切る価格水準と踏んでいる。出回りがピークとなる頃には1万7千円を切ると予想。


- 99年6月9日 -

◆山形の新品種「里のうた」に注目

 山形で新品種として注目されるのが「里のうた」(系統名「山形54号」)。「庄389」を母、ひとめぼれを父に持ち、耐冷性ははなの舞並みの極強で、中山間地の作付けにも適する。品質面では白度も高く、安定した生産を確保でき、平場でも良質なものが生産できるとされる。

 登録出願公表され名称が決まったことで、販売実態についての正確な把握が可能になるものと関係者はみる。平場では、はえぬきを補完する組み合せが見込まれる。また、あきたこまちの山間地での作付け抑制にもつながるものとみられる。

 10年産では供給種子量は4トンで作付けは90ha程度。11年産は6.3トンへと種子量が増えた。山形県においては早生で、出穂期、熟期期はあきたこまちと同じ。直まきも見込める。


- 99年6月8日 -

◆「数年でコメもインターネット取引」(穀取・柳沢常務)

 日本コメ市場は6月4日、第37回取引会(立ち合い)を東京、大阪2会場で実施した。

 取引結果は「うちとしてはこれまで以上の買い札が入り、また取引会後の追加注文も多く集計作業が遅れている」(コメ市場)状態と嬉しい悲鳴で、結果公表は若干遅れる見通し。

 また当日は両会場で先物に関する講演が行われた。東京会場では東京穀物商品取引所の柳沢常務が、いわば入門編にあたる内容で講演。

 その中で他の市場と比べ「日本におけるコメの市場はどれだけ遅れているか分からない」と指摘すると同時に、時代の流れから「あと数年でコメもインターネットで取引される」という見通しを語った。同氏は今回を含め、5回連続で先物に関する講演を行う予定。


- 99年6月7日 -

◆どんぶり物の和風で大きな伸び(JF・4月)

 外食産業団体(社)日本フードサービス協会(JF)の会員社を対象にした外食産業市場動向調査(今年4月度)では、新規店を含めた全店ベースでの売り上げは全体で前年比103.3%と伸張。

 店舗数は104.4%と相変わらず出店意欲は旺盛で、客数も店舗の増加にともない105.3%と伸ばしたが、客単価は98.1%と前年割れが続く。

 一方、既存店ベースの売り上げは、97.1%と前年を下回ったが、下げ幅は3月に比べ2.7ポイント改善。客数は98.6%と減少したが、週末の天候不順も客足に影響。客単価は消費者の節約傾向が続いているとともに、店舗側の割引券配布やメニュー変更における価格設定などで前年を下回った。

 分野別には、牛どんや天どんなどの和風が売り上げ107.2%なのに対し、持ち帰り米飯・回転寿司は91.1%と低迷。


- 99年6月5日 -

ダイエー、ジャスコ、マイカルが積極的(豪州産新米)

 大手量販店の豪州産新米販売方針は以下の通り。販売価格や発売時期、数量は現在検討中だが、7月初旬頃を予定、5キロ2,000円前後になる見込み。

 【ダイエー】「昨年並み(※コシ300トン、有機栽培コシ185トン)規模を計画。消費者の選択の幅を広げるために必要」。

 【イトーヨーカドー】「良質の国産米にこだわっている関係で、現在のところ具体的な計画はない」

 【マイカル】「今月下旬入荷の情報をもとに価格を検討している段階。現在の値頃志向を考慮すれば必要なアイテム」

 【ジャスコ】「下旬に入ってくる予定でスケジュールを組んでいる。ただ現場からの要望もあって、入荷次第即販売出来る体制を整えている段階」

 【西友】「検討中。ただ昨年までの外国産米販売実績が悪いこと、また消費者の反応も鈍いため仮に販売しても小規模になる」

 【イズミヤ】「出来たら6月下旬頃から販売する。販売価格は2キロ700円を予定。昨年は2キロ×4,800袋の実績だが、今年は値頃志向が強いため価格を下げる。5キロ販売では1,900円でも難しいだろう」。


- 99年6月4日 -

豪州産新米コシ、月末にも店頭出回り

 商社筋によると、先日のSBSで落札された豪州産の新米は今月中旬にも入船、2週間程度の検査期間を見ても今月末から7月頭には店頭に出回る見通し。国産米より胴割れが多い傾向にあるものの、その比率は年々減少、豪州産コシの食味は77〜85程度出ているとされている。

 新品種のオープスはコシよりやや数値は下がるようだが、その分安く使い途もある。オープスは精米輸入が多い模様。豪州産の新米は、今年も量販店で単品販売される方向。

 各社は今後の販売方針を協議中で、5キロ1,980〜2,280円程度が予想される。下値設定では卸・小売とも利益が出ない状況だが、国産米の売れ筋を考慮すると高値設定しにくいとの認識が持たれる。

 なお、昨年は6月下旬から7月にかけてダイエー(マルエツ・セイフー等の系列量販店も同時販売)で豪州産コシ2キロ780円、5キロ1,780円、同有機コシ5キロ1,980円で、また、ジャスコも2キロ780円、5キロ1,780円で販売している。


- 99年6月3日 -

◆小売登録21%減、コンビニ34%占める(東京)

 東京都が6月1日付けで実施した米穀販売業の新規・更新登録では、卸売業29(新規7、更新22)、小売6,982業者・1万2,099販売所(新規467業者636販売所、更新6,515業者1万1,463販売所)となった。

 新規に参入した卸は、住友商事、三菱商事、兼松、大倉アグリ、コメキュウ、JR東日本商事、潟Vジシージャパンの7社。潟Vジシージャパン本体の参入により、3年前に取得したエス・ビー・システムズ鰍ヘ更新せず。9・10年度に登録している9社を含めた6月1日現在の総卸数は38業者となる。

 小売業者は平成8年度登録(8,829)と比べ約21%減少した。1万2,099販売所の業態別内訳は、コンビニ34%、米穀専門店28%、スーパー13%となっている。9・10年度登録を含めた小売数は7,543業者1万2,789販売所となる。


- 99年6月2日 -

◆米卸新参21件、カナケイ産業など(1日付け)

 6月1日付けで米穀販売登録が行われる。4千精米トン要件の本拠地米卸では全国で21社が名乗りを挙げている。ほとんどがすでに小売登録を取得しており、兼業となる。

 業種は、商社系の企業と大手米穀販売業者が大半で、JR系列のコンビニで精米販売を行ってきたジェイアール東日本商事や、神奈川県経済連系列の配合飼料製造業・カナケイ産業の展開が注目される。

 なお、今回は更新と新規参入が重なったが、本拠地卸で更新しなかったのは茨城の岸根商事鰍ニ滑ヨ山(関山は小売登録)、神奈川の鰹ャ網横浜支店(東京の鰹ャ網が他県追加登録)など。

 新潟でも叶V潟県中央食糧卸が更新しなかったが、これは今回取得した関連会社の叶V潟精米と入れ替わる格好になっただけで、実質的には変わらず。


- 99年6月1日 -

◆指し値との差10円以内が17銘柄

 5月28日に行われた第11回自主米入札は、上場数量6万0,285トンに対して、落札は5万6,094トン。福島中通りコシ・浜通りコシ・ひとめ、茨城キヌ、新潟一般コシ・魚沼コシ、岩船コシ、福井ハナエチゼン、岡山アケボノ・コシ、福岡ヒノ、宮崎ヒノの12産地銘柄4,191トンが売れ残った。

 申込数量倍率は前場2.2倍、後場1.8倍の計2.0倍。むつほまれが3.9倍で最も高かった。なお、今回の買い手参加は、会場164業者、郵送76業者の計240業者、参加率73%。

 今回の入札で焦点になっていた指し値は、大阪渡しの1産地銘柄で全量落札までではなかったものの変更があった模様だが、その他は変えず。指し値以下の指標は従来から下げている青森産と、鳥取コシ(▲159円、指し値を申出していない模様)のみ。

 前回より指し値制限に接近した銘柄が続出しており、100円以内は前回の13銘柄から26銘柄に拡大した。うち10円以内が17銘柄あり、新潟一般コシと岩船コシはピッタリ張り付き。