コメ先物分析ガイドのロゴ
 72年ぶりに復活したコメ先物取引。生産者、集荷業者、卸・小売等の流通業者など、コメ当業者にとっても、「公正かつ透明な価格指標」「価格変動リスクに対する保険(ヘッジ)」「在庫調整機能」などの役割が期待できるとして注目され、早くもその機能を活用しようとする動きがあります。
 そこで必要となるのが、コメの生産・流通・消費・価格などのファンダメンタル(基礎的)なデータです。これらのデータを分析し、将来の需給や価格変動など、“これから市場で何が起こるか”を予測することが、リスク回避のために必要となります。
 本書は価格・需給情報を中心に、コメ先物取引の必携データを網羅したほか、農協から流通業者まで、コメの当業者のリストも併載しており、コメ先物に参入するしないに関わらず、現物取引においても役立つ書籍となっております。

第1部 コメ先物早わかり

[1]コメ先物とは
[2]先物取引の流れ
[3]売買参加の方法
[4]取引の仕方(ザラバ・板寄せ)
[5]証拠金と値洗い
[6]差金決済と受渡決済
[7]ヘッジ=保険つなぎ
東京穀物商品取引所
  コメ先物取引要綱
  米穀先物取引価格調整表
  業務規程
関西商品取引所
  コメ先物取引要綱
  米穀先物取引価格調整表
  業務規程


第2部 コメの需給

第1章 市場規模 世界・日本

第2章 商品価値 年産/品種/銘柄/産地品種銘柄(水稲うるち、水稲もち、醸造用)/等級/農産物検査規程/玄米価格と精米価格/消費税と流通価格

第3章 生産 生産量とは?/日本米の作付/生産統計/水稲の調査時期別・全国作況指数/水陸稲生産量100年/米穀データバンクの作柄予測/作況指数と需給指数/エルニーニョ現象とラニーニャ現象/干支別の作況指数/低温・日照不足の影響/高温障害/戸別所得補償制度/稲の作付制限等についてのQ&A/米の放射性物質調査に関するQ&A

第4章 流通制度 お米の流通制度/米穀の出荷・販売業者数の推移/お米の流通ルートと規模

第5章 消費 全体需給の動向/基本指針/備蓄運営の見直し/棚上備蓄方式による備蓄運営の基本的な考え方/主食用米等の需要量/22年7月から23年6月までの需要量/日本米の輸出/MA米の輸入と消費/家計調査等/農水省マンスリーレポート/DI

第6章 在庫 米在庫の推移/過剰下のコメ不足/在庫量とコメ相場

第7章 お米の価格 生産者概算金(仮渡金)/生産者概算金(仮渡金)単価の推移/全農相対取引価格/全農の相対基準価格/23年産収穫前契約の基準価格と値幅/農水省の相対価格調査/主な産地銘柄の相対取引価格(年平均)/22年産米の相対取引価格/市中相場(茨城コシヒカリ、石川コシヒカリ、新潟コシヒカリ、秋田あきたこまち、宮城ひとめぼれ、青森つがるロマン)/精米小売価格/米穀市況速報の活用法

【先物取引用語集】


第3部 米穀関連名簿

農水省・農政局・地域センター
都道府県
試験研究機関
水田農業推進協議会
全農・県本部・経済連
農協
全集連系県組合
農産物検査登録機関
有機農産物認定機関
国内産米穀の買入契約有資格者
国内産米穀の売渡契約有資格者
米麦輸入業者の有資格者
加工用MA米の買受申込資格者
米麦改良協会
日本米穀小売商業組合連合会
全国稲作経営者会議
その他関係団体


体裁/A4判 192ページ 定価3,000円(税込み3,150円) 送料別